2【正答率】50.0% 【選択率】1:2.2% 2:50.0% 3:11.1% 4:36.7%▼家族をアセスメントする際に活用できる主な理論・概念正 解 2QUESTION BANK保健師 2023-241回目2回目3回目37問29 家族アセスメント (RB保-23)(RB看-成4, 5)Aさん(50歳,男性).仕事のストレスからうつ状態になり会社に出勤できなくなった.妻は精神的に不安定になり,息子は母親を心配して不登校となった.相互に影響し合うAさん家族の状況を理解するために最も適切な理論はどれか.1.家族発達論2.家族システム理論3.家族セルフケア理論4.家族ストレス対処理論家族の問題に保健師が対応するのに参考となる理論はいくつかある.本事例は,Aさん夫婦と子どもの3人家族それぞれが影響し合いながら健康に関連する問題をもっているため,家族全体の状況をとらえることが求められる.×1 家族発達論は,家族を発達段階からみたものである.親元を離れて独立して生活している若い成人の時期から,結婚,子育て,子どもの自立,そして老年期までの家族の心理的課題や家族システムの変化に関する理論である.○2 家族システム理論は,家族を1つの組織(システム)としてとらえる理論である.家族というシステムのどこに問題(エラー)が生じて,それはどのような要因によるものか,ということを見定めようとする.相互に影響し合うAさんの家族の状況を理解するために最も適切である.×3 家族セルフケア理論は,家族のセルフケア機能を高めるための理論である.保健師が実際にどのように家族を支援し, 看護過程を展開するかについて考える際に参考となる.×4 家族ストレス対処理論は,家族がさまざまなストレスに対してどのように順応,適応,対処していくかを明らかにしようとする理論である.個人と同様に家族にも発達段階があると考え,各段階における発達課題をまとめた理論家族発達論家族システム理論家族を家族員同士が相互に影響を及ぼし合う1つの組織(システム)としてとらえる理論家族が様々なストレスに対してどのように順応,適応,対処していくかを明らかにしようとする理論家族ストレス対処理論発達課題の達成,健康的なライフスタイルの維持,健康問題への対処等,家族が本来もっている機能家族のセルフケア機能解法の要点解法の要点基本事項基本事項102P5102P5
元のページ ../index.html#10