QBN2023-2024
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急acute heart failure○5 上半身を45〜60度起こした体位であり半座位とも呼ばれる.肺血流量が減慢chronic heart failureC循環器疾患性心不全患者の心臓の負担を減らす体位はどれか.2つ選べ.1.仰臥位 3.側臥位 5.Fowler〈ファウラー〉位急性心不全は急性肺水腫(肺うっ血)とほぼ同義である.肺うっ血を減少させるには肺血流量を減少させる必要がある.心臓の位置が相対的に高くなる体位を選択しよう.(RB-C47)(RB-C47)×1×2 肺血流量が多く,肺うっ血は改善しない.×3○4 起座位では肺血流量が減少し肺うっ血が改善する.急性心不全の患者は自らこの姿勢をとることが多い(起座呼吸).少し肺うっ血が改善する.性心不全患者の生活指導で,心臓への負担を少なくするのはどれか.1.肺炎球菌ワクチン接種の回避 3.食直後の散歩 慢性心不全患者に対しては,多職種チームによる包括的な管理を行う必要がある.仕事,食塩・水分管理,栄養,感染予防,ワクチン接種,入浴,禁煙,飲酒などについて適切な生活指導を行う.×1 感染症,特に呼吸器感染症は慢性心不全増悪の危険因子である.インフルエンザワクチン接種や肺炎球菌ワクチン接種は積極的に受けるよう指導する.×2 食事で摂取される蛋白質は老廃物である窒素代謝物をつくる.慢性腎臓病患者ではこれを無理に処理しようとしてさらに腎機能が低下するため蛋白質制限が必要になる.慢性心不全患者には食塩・水分制限を指導する.×3 散歩などの運動は慢性心不全患者の心肺機能維持に有益である.しかし食直後の運動は心血管系の異常につながりやすいため,食後1,2時間経過してから運動するよう指導する.○4 排便時にいきむことで交感神経の働きが亢進するため不整脈などが生じやすい.排泄後には休息をとるべきである.【正答率】93.5% 【選択率】1:5.0% 2:0.7% 3:3.1% 4:94.5% 5:96.6%正 解 4,5▼体位と呼吸困難のメカニズム【正答率】92.3% 【選択率】1:0.7% 2:5.6% 3:1.4% 4:92.3%正 解 42.腹臥位4.起座位2.蛋白質を制限した食事4.排泄後の休息QUESTIONBANKfornurse2023-24仰臥位①肺血流量が増加②腹腔内の臓器により横隔膜が押し 上げられる → 肺を圧迫横隔膜起座位①肺血流量が減少②横隔膜が下降  → 呼吸の仕事量が減少横隔膜C-252447問2547問103追P86108A48C

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