QBN2023-2024
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13ポイント%を計算するときは分数になおしましょう.5%は  ,10%はというように表すことができます.51005100ポイント=1gポイント133考え方1まずは薬液Aの薬剤量を出そう223答え:2mL/分濃度5%のA液5mLに,薬剤Aが何g含まれているかを計算しましょう.濃度5%なので5(mL)×  =0.25(g)で,0.25g含まれていることがわかります.ブドウ糖液と混ぜても,この薬剤量自体は変わりません.200mLの点滴にかかる時間は,103==200ml60ml1 時間のままではわからないので,単位を分になおしましょう.360分× =20分 つまり,3時間20分で点滴終了なので,終了予定時刻は午後1時20分となります.演習問題1の答え:25滴15A液をブドウ糖液と混ぜて点滴液を作ります.この点滴液を,薬剤Aが1分あたり1mg投与されるように注入する必要があります.その際どれくらいの速さで点滴液を注入するかという問題です.注入速度ではなく,終わる時間を問われる場合があります.その場合も,投与し終わるまでの所要時間を考えます.下の例題で練習してみましょう.時間となります.薬剤Aを1分あたり1mg投与したい.10100例題2「濃度5%のA液5mLをブドウ糖液と混合し500mLにして1mg/分で点滴静脈内注射」が処方された.注入速度(mL/分)を求めよ.例題2-2B液200mLを,60mL/時間で午前10時から点滴静脈内注射するとき,点滴終了予定時刻は何時か.A液5%5mL(薬剤Aが溶けている)ブドウ糖注射液薬剤A入り注射液500ml情報を整理しよう投与終了時間を聞かれたら薬液Aには薬剤Aが溶けている時間を求めるときは分数の形で計算するとわかりやすい!例えばこの問題では,200÷60時間が少数表示になってしまう上に割り切れません.計算問題では単位変換がとても重要!ここに書いてあるものは必ず覚えましょう!1kg=1,000g1g=1,000mg=10dL 1L=1.000mL1mL=1,000mgで計算すると,すべて投与し終わるまでの所要時間を求めようさて,問題には1分あたり1mgの薬剤Aを投与するとあります.まずは考えやすいように単位をmgにそろえましょう.1g=1,000mgなので,■で計算した薬剤量0.25gは,250mgです.これを1分に1mgずつ投与するので,250mg÷1mg=250つまり250分かけて点滴をすればよいということがわかります.所要時間から投与速度を求めようさて,点滴液の総量は500mLです.これを250分かけて点滴すればよいので,500mL÷250=2mL つまり,1分あたり2mL投与すればよいことになります.点滴静脈内注射の滴下速度

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