QBN2023-2024
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1.飲水を勧める.2.ベッド上で安静とする.3.イレウス管は毎日交換する.4.間欠的な低圧持続吸引を行う.➡アプリ「mediLink」はコチラ●腸管内に貯留した内容物を排液し減圧を図ることで,おう と嘔吐等の自覚症状が改善するだけでなく,腸管浮腫の改善,穿孔の予防にも効果がある.●通常,経鼻的に挿入される.●挿入後,3〜7日経過しても症状が改善しない場合は,手術療法を考慮する.正 解 4医療情報科学研究所 編:病気がみえるvol.1 消化器.第6版,メディックメディア,2020,p.155より改変Aさん(55歳,男性)は,胃レウスと診断されて緊急入院した.入院後,イレウス管を留置したAさんへの看護で適切なのはどれか.消化管手術後のイレウス/腸閉塞に対する治療と看護についての知識が問われている.さらにイレウス管の管理についての看護を理解しておこう.(RB-A54〜56)(RB-A54〜56)×1 イレウス管(イレウスチューブ)によりガスと腸液を排出し腸管内の減圧を図っているため,経口摂取は控えるべきである.しかし飲水制限により口腔内が不潔になりやすいため,口腔ケアは重要である.×2 ベッド上での安静を強いることにより腸管蠕×3 イレウス管挿入は,患者にとってはかなりの苦痛を伴う.先端が適切な位置にない場合,位置調整が必要になるが,チューブの閉塞や破損などがない限り交換は通常行わない.○4 適時,間欠的な低圧持続吸引を行うことで,効果的・効率的な減圧が期待できる.【正答率】55.1% 【選択率】1:21.5% 2:20.9% 3:2.6% 4:55.1%▼経鼻的イレウスチューブgastric cancer癌に対して胃全摘術を受けている.食事の摂取後に,腹痛と嘔吐があり来院した.腹部膨満があり,腹部エックス線撮影でイileusが弱まり,イレウス/腸閉塞の改善が遅れることが予測される.チューブ類を整理しながら,可能な範囲で離床や歩行を勧めるべきである.■■■■動排液類題をアプリで確認しよう➡アプリ「クエスチョン・バンク」はコチラ経鼻的イレウスチューブトライツ靱帯じんたいバルーン誘導金属球狭窄部先端のバルーンをふくらま せることで,腸蠕動により肛門側へ移動する.ぜんどうA-34QUESTIONBANKfornurse2023-243145問103追P50

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