1.処置前の手洗いは省略してもよい.2.手洗いの部位として手首は含まれない.3.手袋を装着して創部処置を行った後の手洗いは不要である.4.流水手洗い後はペーパータオルで水分を除去する. 手洗いは,清潔が保たれる確実な方法で行わなければならない.(RB-基23)(RB-基23)●流水・抗菌性石けん・洗浄剤含有の消毒薬でこすり洗い●擦式消毒用アルコール製剤で手指消毒(10〜15秒以上)●流水・洗浄剤含有の消毒薬を使ってもみ洗い(120秒以上)●擦式消毒用アルコール製剤で手指から肘まで消毒(10〜15秒)基礎看護学基-30 ▼手洗いの基本▼手洗いの種類▼流水と石けんによる衛生的手洗い①手洗いの方法で正しいのはどれか.×1 手洗いはケアや処置の前後で行う必要がある.×2 手洗いの際は手首も洗う.×3 手袋装着の有無にかかわらず,患者の処置を行った後は手洗いをする.○4 文章どおり.正 解 4 ●感染防止には,医療従事者の手洗いの徹底が欠かせない.手洗いの際は,①石けん置きに菌が繁殖するため,固形石けんではなく液体石けんを使用し,注出口には触れない.②湿ったタオルは菌の温床となるため,使い捨てのペーパータオルを使用する.③洗い終えた際に蛇口を閉めるとき,素手で触らないなどの点に注意する.消毒を目的として行う.目的手背を洗う.手掌で指先・爪部を洗う.方法 ①巻 基■7章1回目2回目3回目QUESTION BANK Select 必修 2021Ⅳ-15Cb②③④⑤⑥指間を洗う.手関節の頭側を洗う.感染症予防や病原体除去のため,処置の前後には手洗いを行う.①日常的手洗い:通常業務の前後に行う.洗い残しの多い指先や指の付け根に注意.②衛生的手洗い: 無菌操作時や,感染性の強い病原体に感染する可能性のあるときなどに手指③手術時手洗い:手術前に行い,さらに滅菌ガウンや滅菌手袋を装着する.日常的手洗い●汚れ・一過性微生物の除去●流水・洗浄剤でこすり洗い(10〜15秒)衛生的手洗い●一過性微生物の除去・殺菌●一過性微生物の除去・殺菌●常在菌を著しく減少させ,抑制効果を持続させる.手術時手洗い手掌を洗う.指を握り洗う.問題78
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