Select必修2023
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片麻痺患者の移乗介助では,患者の健側を有効活用できるような車椅子配置とするのが適切患者をベッドから車椅子へ移乗介助するときの車椅子の配置を図に示す.左片麻痺のある患者の介助で最も適切なのはどれか.である.実習をイメージして解答しよう.×1 患者の健側である右側に車椅子があることはいいが,端座位の患者に対し90度の角度で設置すると健側上腕で車椅子の肘かけにつかまりにくい.×2 患者の麻痺側に車椅子があり,健側を活かしにくい.○3 健側を軸に最短距離で移動ができるよう,健側45度の位置に車椅子を置くのが望ましく,この配置が選択肢の中では最も適切といえる.×4 正面の場合,患者は180度向きを変えなければならず,回転半径が大きくなるため移乗しにくい.移動距離が短くて済み,介助スペースを広くとれる. 患者の移動・移送 (RB-基50)(RB-基48)【正答率】94.8% 【選択率】1:1.2% 2:3.5% 3:94.8% 4:0.5%正 解 3 ●片麻痺がある場合に車椅子を45度の角度で置くのは,患者から見て遠い側のアームレスト(これを健側の手でつかんで移乗する)を患者に近づけるためである.●片麻痺のない患者では,車椅子はベッドに対して約30度の角度で置く.そのほうが患者の1.ベッド3.ベッド車椅子車椅子2.ベッド4.ベッド車椅子車椅子基-771回目2回目3回目QUESTIONBANKSelect必修2023107A20基問087 基問087

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