QBNselect2023-2024
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血中薬物濃度▼血中薬物濃度経口投与後の薬物が初回通過効果を受ける場所はどれか.1.胃 3.小腸 経口投与薬は,消化管より吸収され,門脈を経て肝臓に達し,血中タンパク質との抱合などによる代謝を受けて,全身に循環する.その後,薬物およびその代謝物は,肝臓(胆汁)や腎臓(尿)より排出される.初回通過効果について,整理しておこう.×1 胃では薬物の崩壊・溶解が行われるため,吸収にかかわる.○2 肝臓では,内服薬の血中タンパク質との抱合などによる代謝が行われた後,全身に循環する.全身循環に入る前に肝臓で代謝されることを,初回通過効果という.×3 小腸は薬物の吸収にかかわる.×4 腎臓は薬物の排泄にかかわる.【正答率】97.9% 【選択率】1:0.9% 2:97.9% 3:0.9% 4:0.2%薬物の効果発現が最も速い与薬方法はどれか.1.皮下注射2.経口与薬3.直腸内与薬4.静脈内注射正 解 4正 解 2QUESTIONBANKSelect必修2023-241回目2回目3回目110P17基礎医学医-19医療情報科学研究所 編:看護がみえるvol.1  基礎看護技術 ,第1版,メディックメディア,2018,p.249▼原文で掲載しているため内容が古く,解答等が現状にそぐわない場合がございます.97A272.肝臓4.腎臓 静脈注射(急速投与)●投与直後の濃度が最も高く,その後徐々に低下する.静脈注射(持続点滴投与)●徐々に濃度が上昇し,やがて濃度が一定(定常状態)になる.静脈注射以外(経口投与など)●「吸収」で濃度が上昇し,「分布」,「代謝」,「排泄」を経て徐々に低下する.投与後時間医問023 医問023医

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