RB保健師2023-2024
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●期間を通しての観察が必要となる●有病期間が短い疾病には適さない.●疾病の発症状況を直接示さない. 死亡率= ●一時点の調査で把握できるため,罹患率と比べ容易に実施できる.ができる.ので,調査に労力を伴う.定義ある一時点において,観察集団のなかで疾病を有している人の割合観察方法ある一時点利点欠点有病率罹患率一定の観察期間において,観察集団のなかで新たに疾病を有した人の率一定期間●疾病・異常の発生率を示す.➡因果関係を調べる際に用いること223□③ 平均有病期間が一定の場合,有病率と罹患率の間には次のような関係が成り立つ.有病率≒罹患率×平均有病期間□④ 疾病を発症した時点の特定が困難な場合に,罹患率の代わりに累積罹患率(p.253参照)を用いることがある.▼有病率と罹患率人の割合(その疾病に罹患していない人の新たな罹患)である109A37 100A38が分母になる一定期間内に新たに発生した患者数累積罹患率=観察開始時点での危険曝露人口*の人数□② 観察期間が長くなるほど,累積罹患率は1に近づく.   一定期間内での死亡者数   一定期間内で死亡のリスクをもつ人数□② 観察期間が人によって異なる場合,分母は人年法(p.252参照)によって,一人ひとり.*疾病に罹患し得るリスクをもった集団.(QB保-447)(公みえ13)(QB保-447, 448)(公みえ14)109A37 104P44107P35の観察期間(健康である期間,健康でない期間ともに含めた期間)の総和を用いる累積罹患率□① 累積罹患率とは,一定の観察期間において,観察集団のなかで新たに疾病を有した.観察開始時点での人数死亡率□① 死亡率とは,一定の観察期間において,観察集団のなかで死亡した人の率である.

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