RB保健師2025
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..□④ 対象集団の健康課題,年齢,社会的特性などに共通性がある場合は,グループワークによる健康教育が効果的・効率的である□⑤ グループワークとは,参加者の個性や価値観を尊重しつつ,話し合いや共同作業をすることで,グループダイナミクス(p.42参照)を利用してさまざまな課題を解決する方法である.□⑥ グループワークによる健康教育は,共通する健康課題について情報共有や意見交換ができ,仲間同士で励まし合えることから,行動変容の継続に有効である.□⑦ 健康教育の継続状況に応じて表彰することは称賛(正の強化)につながり,継続した活動を行う動機づけとなる.終了後に個別の健康相談や家庭訪問などによるフォローが必要となる.□② 健康教育の内容をまとめたリーフレットなどを作成し,終了後も内容を振り返ることができるよう工夫する.□③ 健康教育終了後に参加者が自主的な活動を希望する場合には,参加者自身で活動を継続できるよう,セルフヘルプグループの立ち上げなどを支援する□② 結果だけでなく,計画と実施過程も評価する.□③ 健康教育が長期にわたる場合,全過程の終了時点だけでなく,中間評価も行う.□④ 費用効果分析とは,同種の効果を有する事業の経費を比較する方法をいう.複数の事業を比較することが可能である.40〔事後フォローアップ〕□① グループワークによる健康教育では解決できなかった個々の健康問題に関しては,(QB保-53,54)107P7 104A9106P6健康教育の評価□① 健康教育の評価方法は,健康教育を実施する前に検討する.

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