❸行動による利益❹行動による負担 (利益−負担)..▼ ヘルス・ビリーフ・モデル個人の自覚❶知覚された疾病の感受性(脆弱性)❷知覚された疾病の重大性影響因子個人の属性疾病の恐ろしさの自覚行動のきっかけ実行の可能性勧められた保健行動をとる可能性利益>負担27□② ヘルス・ビリーフ・モデルの4つの構成要素は,以下のようである❶ 知覚された疾病の感受性(自分も糖尿病にかかるかもしれない)❷ 知覚された疾病の重大性(糖尿病になると合併症が怖い) ➡糖尿病になるのは怖いな.❸ 行動による利益(減量をしたら糖尿病になる可能性が低くなるかもしれない)❹ 行動による負担(減量は大変だ) ➡利益>負担:減量するためにウォーキングを始めよう.□③ 個人が主観で病気への恐れを自覚し,保健行動の負担よりも利益のほうが自分にとっ105P6.て大きいと合理的に判断を下すことで,勧められた保健行動をとる可能性につながる□④ 4つの構成要素のほかに,保健行動に影響を与える要因として,個人の属性(性別,年齢,性格,収入,教育等)と行動のきっかけ(情報提供,他者からの推奨等)がある.□⑤ ヘルス・ビリーフ・モデルにおいて,生活習慣病などの長期的な行動変容の場合は,行動を変える自信も必要であり,自己効力感(p.30,31参照)が重要となる.103P7健康行動理論である(QB保-35,36)108A6ヘルス・ビリーフ・モデル□① ヘルス・ビリーフ・モデルは,健康信念モデルともいわれ,個人の心理に着目した
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