RB保健師2026
7/18

2章方法論Ⅰ(個人・家族・グループ)...1 109P3111A54 103A4 102P5□① 家族をアセスメントする際に活用できる主な理論・概念は,以下のようである110A455583064603432家族発達論家族システム理論家族ストレス対処理論家族のセルフケア機能全体性家族成員の変化は必ず家族全体の変化となって現れる.非累積性全体の機能は家族成員の機能の総和以上のものになる.恒常性家族システムは内外の変化に対応して安定状態を取り戻そうとする.循環的因果関係1家族成員の行動は家族内に次々と反応を呼び起こす.組織性家族には,階層性と役割期待がある.23個人と同様に家族にも発達段階があると考え,各段階における発達課題をまとめた理論家族を家族員同士が相互に影響を及ぼし合う1つの組織(システム)としてとらえる理論家族が様々なストレスに対してどのように順応,適応,対処していくかを明らかにしようとする理論発達課題の達成,健康的なライフスタイルの維持,健康問題への対処等,家族が本来もっている機能家族アセスメント鈴木和子・渡辺裕子・佐藤律子著:家族看護学理論と実践第5版.日本看護協会出版会,2019,p.53より一部改変(QB保-30,31)(RB看-成5,6)□② 近年,個人の年齢や生活で経験するライフイベントに着目したライフコースという視点が注目されている.□③ フリードマンは家族機能を❶情緒機能,❷社会化と地位付与機能,❸ヘルスケア機能,❹生殖機能,❺経済的機能の5つに整理している□② 家族システム理論における家族システムの特性は,以下のようである□③ 家族の全体像を把握するため,家族構成と家族の関係性を図に示す方法としてジェノグラムがある.▼ジェノグラムの例(支援を必要としている母親)□:男性  ○:女性  □◎:本人(支援対象者)数字は年齢を示す.同居者は破線で囲む.

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る