kanmie2_WEB立ち読み_181106
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*なぜなら穿刺部位が心臓より低いと,血管が怒張しやすくなるからです.また,採血管に入った血液の体内への逆流を防ぐことができるからです.●検査値に影響する部位や,合併症のリスクが高い部位では穿刺を避けましょう.●シャント血管は動脈血が混入しているため,圧が高く止血が困難.●感染が悪化したり,感染部から菌が血中に入ったりする可能性がある.●駆血帯の装着や針の穿刺が原因となり,リンパ流うっ滞や蜂窩織炎を引き起こす可能性がある.●血栓形成の可能性があるため,特に高齢者では避けた方がよい.●血腫や神経損傷が起きてもわからず,重症化する可能性がある.●輸液の成分が血液に混入するため,検査結●上記以外に,熱傷痕や重症のアトピー性皮膚炎のある箇所も穿刺を避ける必要があります.■穿刺を避ける部位●母指を中にして軽く拳を握ってもらい,視診・触診で手袋は,穿刺する前であればどのタイミングで着用しても構いません.ただ,手袋をしていると血管の感触がわかりづらく,探しにくいようであれば,穿刺部位を決めてから着用した方がうまくいきます.視診触診逆流した採血管内の血液がチューブ内に留まり,すぐに体内に入ることを防ぐからです.基本的には,臥位でも坐位でも,患者さんが好む楽な姿勢で行えばよいですが,以前に気分不快などがあった患者さんでは,臥位の方が安全です.臥位で行う場合は,効果的なアームダウンを行えない可能性があるため,翼状針**を使用しましょう.**なぜなら血管の走行がわかりにくい場合は,軽く駆血帯を巻いて確認してみましょう.「普段どこから採血されてますか?」と聞きながら,患者さんと決めることもあります.逆流した血液炎症部や感染部節し,衣類をまくって前腕を露出してもらう.確保する.血管走行を確認する.乳房切除を受けた側の腕(リンパ節郭清後)輸液の中枢側果に影響する.麻痺側透析シャント部位下肢の血管82適切な体位をとってもらう●処置用シーツを敷き,手袋を着用する.●アームダウンの姿勢になるように*体位やテーブルを調3穿刺部位を決定する●血管の正面から穿刺できるように,自分のスペースを
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