看みえ4立ち読み
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●NANDAインターナショナル(NANDA-I):NANDA International ●観察計画(O-P):observational plan ●ケア計画(C-P):care plan ●教育計画(E-P):educational plan■Aさんの看護過程の全体像●Aさんの看護過程の全体像を次に示す.●「人間の反応〔p.12〕」は健康状態の変化やライフプロセスの影響を受け, 感情や行動,生理的反応,他者との関係性など様々な反応として表れる.ここではゴードンの11の機能的健康パターン〔p.54〕を用いて「Aさんの反応」に着目した看護過程の展開を解説する.Aさんのアセスメント(入院1日目)〔p.278〕●Aさんの事例からデータを収集し〔p.169〜178〕,「Aさんの反応」●その結果,看護問題を含む健康上の問題を明確になる〔p.320〕.Aさんの看護診断(入院1日目)〔p.324〕●アセスメントで看護問題とした「Aさんの反応」や,その原因・誘因などの情報をNANDA-I看護診断と照合し,看護問題を確定する.●実施した看護介入によって目標・成●達成度に影響を与えた要因を特定し,看護過程の各段階を評価する.Aさんの目標・成果の設定〔p.330〕●それぞれの看護診断(看護問題)に対して看護介入により期待される結果を明確にする.●それぞれの看護診断において目標・成果を達成するための具体的な援助計画を立てる.Aさんへの看護介入の実施〔p.342〕●立案した計画に基づいて看護介入を実施する.Aさんへの看護介入の実施関連因子関連因子関連因子●事例②ストーマを造設する直腸癌患者の看護過程監 修ここでは,ストーマを造設する直腸癌患者,Aさんの事例について看護過程を展開する.概論で解説した考え方を応用しながら,看護過程の各ステップがどのように展開されていくかを理解しよう.Aさんをアセスメントする際に必要な疾患や治療などに関することは,p.256から解説しています.これらの知識がすでに定着していれば,さっそくアセスメントを開始しましょう.原因関連因子関連因子評価〔p.342〕果を達成できたかを判定する.評価がどのようなものかを明らかにする.看護計画の立案〔p.330〕看護計画の立案■O-P(観察計画)■C-P(ケア計画)■E-P(教育計画)関連因子健康状態やライフプロセス関連因子Aさんの反応照合目標・成果の設定石川ふみよ246

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