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●加齢や,高齢者に多い疾患,薬剤の影響により咀嚼機能・嚥下機能の低下を生じる.詳細は,p.200,227を参照のこと.●高齢者に多い疾患の影響により摂食動作が難しい,食事の認識ができないなど,先行期(食物を認識する段階)でも障害が生じる.●加齢による筋量減少に伴う細胞内液量の減少や腎機能・内分泌機能の低下に伴う水分喪失の増加,口渇中枢の感受性低下に伴う水分摂取量の低下により生じやすい.●脳血管疾患〔病⑦p.69〕など●抗コリン薬〔薬①p.59〕による●咬合の不調和●喉頭の下降●細胞内液量⬇●水分喪失⬆〔p.227〕●水分摂取量⬇〔p.227〕●利尿薬〔薬①p.427〕●高齢者に多い摂食嚥下障害による水分摂取の不足や感染症〔p.245〕に伴う発熱,利尿薬の影響なども要因となる.●特異的な症状が現れにくく,なんとなく元気がない,食欲がない,口数が少ない,反応が鈍いなど,いつもと違う様子で気づかれることがある.●摂食機能療法(嚥下機能訓練〔病⑬p.374〕,食形態の工夫〔看●食事介助〔看①p.113〕●水分摂取の必要性の指導●水分摂取しやすい環境の整備●水分出納バランスの把握による予防●脱水時:輸液や経口摂取による水分・電解質の補給●加齢に伴う脳予備力の低下や認知機能の低下,視力・聴力の低下〔p.207,208〕,環境変化への適応力の低下により,せん妄を生じやすい.その他,脱水や電解質異常,薬物代謝の遅延〔p.199,218〕なども誘発因子となる.●高齢者に多い認知症や脳血管疾患の既往も危険因子と●症状が遷延しやすい.●加齢による皮膚バリア機能の低下や高齢者に多い失禁に伴う湿潤環境,低栄養などにより生じやすく,寝たきりの場合,特に注意が必要となる.●低栄養に伴うやせ,不活動に伴う筋萎縮,関節拘縮などで生じる過度な骨突出が大きな危険因子となる.●脳の予備力⬇●認知機能⬇〔p.202〕●環境変化への適応力⬇●向精神薬〔薬①p.131〕など●認知症〔p.247〕や脳血管●皮膚バリア機能⬇〔p.211〕●湿潤環境●低栄養〔p.242〕●骨突出●危険因子の除去(時計やカレンダーによる見当識の支持,●発症時:安全の確保,苦痛の緩和●体圧分散(圧再配分)〔看①p.328〕●スキンケア〔看①p.331〕●栄養管理〔病①p.470〕●重症度に応じた創管理〔看①p.306〕●加齢や,高齢者に多い疾患,薬剤の影響により,頻尿や尿失禁を生じやすい.詳細は,p.203,228を参照のこと.●排尿誘導●尿路感染症や皮膚障害の予防●機能性尿失禁:認知機能や身体機能に応じた環境整備●腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁:膀胱訓練,骨盤底筋訓練など●加齢や,高齢者に多い疾患,薬剤の影響により,入眠困難や中途覚醒など不眠症〔薬①p.270〕の症状を生じやすい.詳細は,p.201,230を参照のこと.●不眠の原因の除去・緩和(不安・ストレスの緩和,身体症状●睡眠環境の整備と生活リズムの調整●睡眠薬服用時の援助(服用方法や副作用,転倒予防の指導など発達段階ごとの個人の理解と看護老年期の個人の理解と看護+αもっとわかる!脱水〔病⑧p.81〕看護褥瘡〔病⑭p.376,看①p.324〕看護睡眠障害看護の緩和など)など)など脱水などなど褥瘡など①p.124〕,口腔ケア〔看①p.126〕など)摂食嚥下障害〔病⑬p.368〕看護せん妄〔p.310〕なる.看護眼鏡・補聴器の使用など)排尿障害〔病⑧p.297〕看護の既往口腔乾燥など摂食嚥下障害などの薬剤疾患の既往などせん妄など243■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■家に帰る!

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