RBN2023-2024
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,頻回の分娩(特に帝王切開の既往)・流産,子■爬★.INTRO.□① 前置胎盤とは,受精卵が正常の着床部位(子宮体部)よりも下部の子宮壁に着床し,胎盤が内子宮口の全部または一部を覆う状態をいう.胎盤が子宮口を覆う程度により,辺縁前置胎盤,部分前置胎盤,全前置胎盤に分けられる.症 状□④ 妊娠中期以降に,初期症状として少量の無痛性性器出血(警告出血)がつものに低置胎盤がある.宮筋腫などが原因となるが,原因不明のものも多い.胎盤血管が断裂するために起こる.繰り返し,妊娠後期になるほど出血量が多くなりやすい.による低出生体重児がある.母-33□② 分類上は前置胎盤には含まれないが,前置胎盤と類似した問題点をも□⑤ 出血は子宮収縮の増加,子宮下部の伸展,子宮口の開大により,子宮・□⑥ 最初の出血は少量で自然に止血することがほとんどだが,その後出血を□⑦ 合併症として,胎位異常,癒着胎盤,弛緩出血(参照 母-61),治療的早産医療情報科学研究所 編:病気がみえるvol.10 産科.第4版,メディックメディア,2018,p.128, 129より改変■■□③ 過度の子宮内膜掻104A109みられるplacenta previa(QB-母21)(病みえ産126〜135)胎盤は正常位置(子宮体部)に付着している.胎盤正常辺縁前置胎盤胎盤下縁が内子宮口縁に達しているもの子宮体部内子宮口前置胎盤部分前置胎盤胎盤が内子宮口を一部覆うもの全前置胎盤胎盤が内子宮口を完全に覆うもの低置胎盤胎盤下縁が内子宮口の近くにまで及んでいるが達してはいないもの前置胎盤

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