肺 I呼吸器疾患●横隔膜が弛緩すると元の位置に戻り,●横隔膜が収縮すると腱中心が下に引っ張肋間筋の動き●外肋間筋が弛緩すると肋骨は元の位置に●外肋間筋が収縮すると肋骨がもち上げられ,上位肋骨では主に前後径が,下位肋骨では主に左右径が大きくなり,胸腔が拡大する.横隔膜の動き 呼吸運動 (RB-I8)(RB-I8)(病みえ呼13, 14)(イメカラ呼56〜59)(からみえ472, 473)▼呼吸時の横隔膜と肋間筋の動き以下のうち,呼気時に弛緩する部位はどれか.1.胸鎖乳突筋2.斜角筋3.横隔膜4.内肋間筋肺の換気のための運動を呼吸運動という.呼吸運動は,主に肋間筋と横隔膜が担っている.×1 胸鎖乳突筋や斜角筋は,努力吸気時に主として収縮する.×2 ○3 横隔膜は外肋間筋とともに,呼気時に弛緩し,吸気時に収縮することで呼吸運動を助けている.×4 内肋間筋は腹筋群とともに,努力呼気時に収縮する.正 解 3III/22QUESTIONBANKSelect必修222I700予86700予86この問題には正答率はありません.(巻頭 p.12参照) 医療情報科学研究所 編:看護がみえる vol.3 フィジカルアセスメント.第1版,メディックメディア,2019,p.106られ,横隔膜が下がり,胸腔が拡大する.吸 気横隔膜の収縮胸腔の拡大腱中心肋骨が水平に近くなる外肋間筋の収縮胸腔の拡大呼 気横隔膜の弛緩胸腔の縮小胸腔は縮小する.肋骨が元の位置に戻る外肋間筋の弛緩胸腔の縮小戻り,胸腔は縮小する.
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