みなさん、国家試験の準備は始めていますか? メディックメディア編集部では先日、第106回看護師国家試験を受験した学生さんに集まっていただき、座談会を行いました。 国試を乗り越えるための勉強方法や工夫など、皆さんの国試対策のスタートに役立つ情報を先輩たちに語ってもらいました!
予想外のところから出題された印象でした。過去問をただ解くだけじゃなくて、 周辺知識もしっかりおさえないと解けない問題が多かったです。また、尿道下裂やネフローゼ症候群などのなじみのない疾患が多く、 出題テーマの傾向が変わっているのかも。新しい出題形式の単問・2連問の状況設定問題もあって「形式まで変わっている!?」と、解いているときはかなり焦りましたね。(Y専門学校Kさん)
試験を受けているときは「難しい問題がたくさんあるなぁ…」と思ってたんですが、家に帰って冷静に読み直してみると「解けたじゃん!」と思う問題がいくつかありました。例えば午前100~102番の状況設定問題で尿道下裂っていう聞いたこともない疾患がでてきて、「何これ!?」と思いましたが、疾患を知らなくても問題文を落ち着いてよく読めば解けたんですよねぇ。解き終わって見直しをしたら、たくさんのケアレスミスに気付けました。みなさん、焦らず冷静に試験に臨みましょうね。(Y専門学校Mさん)
長文問題がめちゃくちゃ多くて、読むのに時間がかかってしまいました。その分、見直しの時間があまり取れなくて焦りましたね。長文のうえ、優先順位をつける問題や検査データからアセスメントする問題も増えていて、読むと同時に解釈しないといけないので、要点をメモしながら解きました。検査値を解釈できるようにしたり、普段から長文を読む習慣をつけたりしておけばよかったなぁと思いました。(J専門学校Sさん)
必修問題にはかなり自信がありましたが、本番では見たことがないような問題が多くて、午前が終わった後の午後へのプレッシャーがすごかったです。みんな難しいと言っていて、なかには泣いている子もいました。でも、いくら午前の出来が悪くても、あきらめずに最後まで解くことが大切です!(M専門学校Kさん)
最終学年になった4月から始めました。「まずは必修から!」と学校の先生に言われていたので、『Select必修』の全問題を2周しました。実習の終わった12月からは『QB』に載っている全問題を3周し、ふせんをつけた自分の苦手な問題だけを直前におさらいしました。(M専門学校Kさん)
12月から本格的に対策を始めました。『QB』では、苦手な分野を3、4周、ほかの分野は少なくとも2周は解きました。過去の模試で40点に1、2点足りないことがあったので、年明けからは『Select必修』を何周もやりました。また、必修の過去5年分を解きました。(Y専門学校Mさん)
7月に『Select必修』を1周し、10月から『QB』に取り組みました。12月にはアルバイトを辞めて本格的に国試対策をスタートしました。また、学校で配布されたノートに受験した模試の結果をまとめ、自分の成績がどれくらい伸びたのか、自分の弱点は何なのかメモしていきました。これのおかげで自分の力が着実についていることが確認できたので、やっていてよかったと思いました!(K大学Sさん)
国試対策に本腰を入れたのは12月の実習が終わってからでした。対策を始めてからは『QB』と『Select必修』を4~5周はやりました。『QB』シリーズは解説もわかりやすいし、『レビュー』と連携していて使いやすかったです。また、国試前の1月くらいに始まったネコナースのLINEの索引サービスのおかげで、時間がかかって面倒だった索引を引く手間が減り、直前期にとても重宝しました!こんな素晴らしいサービスは使わないと損だと思います!(J専門学校Sさん)
『QB』を3周したあと、何回やっても間違える苦手な問題をピックアップしてノートにまとめました。何回も間違えるということは、自分の頭であまり理解できていないということなので、『病気がみえる』や『なぜ?どうして?』、教科書などを参考にして、自分の言葉でノートを作成しました。国試直前に見直すのにとても役に立ったので、皆さんにオススメします!(M専門学校Oさん)
国試の2週間前から、国試の時間割と同じスケジュールで問題を解くようにしていました。生活リズムをつくるのと、国試本番でしっかり頭が働くようにするのが目的でした。そのおかげで国試当日も、いつも通りのリズムで集中して試験を受けることができました!(T専門学校Oさん)
『なぜ?』は知識がゼロでも理解できるので、低学年のうちに『なぜ?』を全巻読破し、基礎から理解したうえで授業にでるようにしていました。そのおかげで学年でも常に上位の成績を取ることができ、自信をもって国試に臨めました。低学年からの『なぜ?』はオススメです!(M専門学校Aさん)
インスタグラムで勉強用のアカウントをつくって、自分がまとめたところをアップしていました。自分と同じように勉強の写真をアップしている看護学生さんをフォローして、「勉強しないと!」と自分を奮い立たせていました。ほかの学生さんの写真をみて勉強になるところもたくさんあって、やっていてよかったなと思っています。ネコナースのインスタグラムも息抜きに見ていましたよ!(T専門学校Fさん)
模試の点数を記録するようにしていました。本格的に勉強を始める前から記録をつけていたので、「これだけ勉強やったらこれだけ点数が伸びるんだ!」と自信になりましたし、勉強するモチベーションにもなりました。国試前に模試の成績が伸びなくてヘコむ時期もありましたが「、ここで踏んばらないと!」と気持ちを切り替えてがんばりました。(M専門学校Oさん)
実習でやっていたことが国試でたくさん出たので、先生から「実習こそ最大の国試対策!」と言われていた意味が国試を受けて初めてわかりました。入学したときから無駄な時間はなくて、「看護師になる」という先のことを意識して学ぶ姿勢が大事です。そうはわかっていても実習はつらくて寝たかったですけどね(笑)。(T専門学校Fさん)
国試の休憩時間中、勉強をしている人がたくさんいました。みんな参考書をボロボロになるまで使い込んでいて、「みんな必死に勉強している。9割の人が受かる試験とはいっても、そんな甘いもんじゃないんだな」と思いました。先輩から「、国試対策は卒論が終わってからすればいいよ!」、「年明けからすればいいよ!」などという話を聞くと、安心してしまうかもしれませんが、勉強の進め方、やり方はそれぞれだと思います。(K大学Eさん)
座談会に参加してくださったみなさん、ありがとうございました。これから国試を受験するみなさん、いかがでしたか?先輩の体験談や勉強法、アドバイスを活用して国試を突破してくださいね!
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