こんにちは、メディックメディア編集部です。 今回は、今更聞けない「聴診器の使い方」についてご紹介します!
聴診器、使ってますか?
「血圧を測る時しか使わない」 「カチっと回すと聞こえなくなる意味がわからない」 「なんとなく看護師っぽいから持ち歩いてる」
なーんて人は、いませんか?
聴診器は、看護師にとって必須アイテムであり生涯の相棒です。 構造や使い方をおさらいしてみましょう!
聴診器にも色々ありますが、まずは一番シンプルなシングルタイプで見てみましょう。 耳に差し込む部分がイヤーピース、患者さんの身体に当てる部分がチェストピース、それらをつなぐチューブ、の大きく3つのパーツに分けられます。 チェストピースには、音を集めるための薄い振動板が組み込まれています。この振動板が膜のようにふるえることで、音がよく伝わります。この振動板のある面を膜型といいます。
膜型は、高音の聴取に優れ、血圧測定時のコロトコフ音、呼吸音、腸蠕動音、心音など幅広い聴取に適しています。 膜型で聴く場合は、振動板と皮膚に隙間ができないよう押し当てます。
次はダブルタイプを見てみましょう。 ダブルタイプは、上記の振動板の反対側に、椀状の構造が付いています。この椀状の面は、ベル(鐘)の形に似ているためベル型といいます。
ベル型は低音の聴取に優れ、特に心尖部の過剰心音を聴く際に適しています。 ベル型で聴く場合は、強く押し当て過ぎると低音が減弱するため、ベルを皮膚に軽く密着させます。
ダブルタイプでは、膜型とベル型の切り替えをシャフトを回して行います。ベル型を用いる際はカチッと回して、穴が開いている状態で聴診します。
他にも聴診器には、小児用や新生児用(サイズが異なる)、聴診モードをボタンで切り替えできる電子聴診器など、色々な種類があります。
・装着する際は、ハの字になるように優しく両手で持ち、耳にはめましょう。(※角度がついていない聴診器もあります。) ・寒い時期には患者さんが冷たい思いをしないように、チェストピース部を手で温めてから使用しましょう。 ・使用後は、聴診器が感染源とならないように、アルコール綿で拭き清潔に保ちましょう。
聴診器のより詳しい使い方については、『看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント』のP.20-22に掲載しています。参考にしてみてくださいね。
聴診器の正しい使用方法を理解し、使いこなしていきましょう!
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