*国試によくでるレビューブックコードTOP10*シリーズ
今回ご紹介するのは、TOP3の内分泌総論です。
□① 内分泌腺は,血液やリンパなどを介してホルモンを分泌する器官である.内分泌器官の例として,甲状腺や副腎,下垂体,卵巣,精巣(睾丸)などがある.
□② これに対して外分泌腺は,汗腺,涙腺,消化管などから,主に導管を用いて分泌物を外界(消化管腔内は外界とみなされる)へ分泌する器官である.
□③ ホルモンとは,生体内の恒常性(ホメオスタシス)を保つために特定の内分泌細胞から分泌される化学情報伝達物質である.ホルモンは体液(血液,組織液)などを介して特定の標的器官や細胞に作用し,その生理作用を促進あるいは抑制する.
□④ ホルモンがホメオスタシスを維持する主な仕組みはネガティブフィードバックである.下位ホルモンの増加に対して上位ホルモンを減少,下位ホルモンの減少に対しては上位ホルモンを増加させるように働き,常に状態の変化を低減するほうへ調節する.
□⑤ 主なホルモンとその作用は,以下のようである.
□⑥ ホルモンの分泌臓器には,主に視床下部,下垂体前葉・後葉,甲状腺,副甲状腺,膵臓,副腎皮質・髄質,腎臓,性腺などがある.
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●必修問題(14問中4問)と一般問題(14問中10問)で頻出分野である.一般問題(14問中10問)ではさまざまなホルモンの産生部位(10問中5問)や作用(10問中3問)についてよく問われている.必修では,内分泌/外分泌器官についてほぼ同じ内容が繰り返し出題されている.
他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2018』を確認しましょう!
ホルモンとその産生部位の組合せで正しいのはどれか.
1.エリスロポエチン ———- 膵臓 2.アドレナリン ———- 副腎皮質 3.成長ホルモン ———- 視床下部 4.レニン ———- 腎臓
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2018』でチェックしましょう!!
ホルモンとその作用の組合せで正しいのはどれか.
1.成長ホルモン・・・・・・血糖値の上昇 2.バソプレシン・・・・・・尿量の増加 3.コルチゾール・・・・・・血中カリウム値の上昇 4.アンジオテンシンII・・・・・・血管の拡張
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2025』でチェックしましょう!
次回はTOP2の「加齢による身体的機能の変化」をご紹介します。
乞うご期待ください!
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