未来の看護師である皆さんが抱える「看護師国家試験は何回まで受けられる?」という疑問。
1回で合格できることが理想ですが,万が一に備えて不安や疑問は解消しておきたいですよね。 そんな看護学生さんの不安や悩みを解決するため,国試の受験回数や合格を左右するポイントをチェックしていきましょう!
答えは「NO」。
看護師国家試験では受験回数に制限はありません。
また,年齢制限もないため,厚生労働省が発表する受験資格を満たしていれば何歳になっても,何回でも看護師国家試験を受験することができます。
ただし,1発合格を目指した方が良い理由があります。
・既卒より新卒合格率の方が高い
こちらについて詳しく解説していきます!
113回看護師国家試験の受験者数は63,301人,そのうち合格者数は55,557人(87.8%)です。
合格者の内訳を見ると新卒は93.2%,既卒は30.4%と合格率に大きな差があります。
新卒の合格率が高い理由として,以下のポイントが挙げられます。
・勉強習慣が続いていること
・定期的に模試を受けていること
・分からないことは学校で確認できること
・一緒に頑張る仲間が近くにいること
つまり,勉強に集中できる環境・状況であることから国試対策に力が入り,合格率が高くなっていると考えられます。
そのため,初めて国家試験を受験する看護学校最終学年の看護学生さんは1発合格を目指しましょう。
万が一再受験になったとしても,看護師国家試験は何度でも受験できるため,「新卒で合格できなかったからもう遅い…」と悲観する必要はありません。
合格するために,また春から看護師として働けるように次のポイントを確認しておきましょう。
前述したように,合格するには「勉強に集中できる環境・状況である」ことがポイントとなります。
特に既卒の人は「自分で勉強時間を確保すること」,「自分で勉強習慣を確立すること」が重要になります。
国試再受験までバイトをしつつ国試対策をする人もいれば,国試対策の塾に通いながら勉強する人,あるいは自力で勉強し合格を目指す人もいるかと思います。
ここで注意したいのは、
「看護学校時代は実習や卒論で忙しくてなかなか国試対策に取り組めなかったけれど,この一年は自由時間がたくさんあるからまだ勉強しなくて大丈夫!」
と勉強を後回しにすること。
バイトが忙しい,範囲が多くてやる気がでない,時間はたくさんあるからまだ大丈夫,本気を出すのは明日から…を繰り返すとあっという間に次の国家試験がやってきます。
直前で焦らないよう,計画的に勉強しておきましょう。
→看護師国家試験対策・おすすめの勉強法はこちら
→不合格体験記はこちら
看護学校に在学中は学校の先生が一括して受験申し込みをしてくれることがほとんどですが,再受験の場合には自分で実施要領を確認し,国試受験に向けた手続きを自分で行う必要があります。
手続きには受験願書や証明写真,受験資格を有していることを証明する書類,収入印紙などが必要となります。提出書類や提出期限の詳細については必ず厚生労働省のHPで確認しましょう。
また “受験資格を有していることを証明する書類” は卒業した看護学校で発行してもらう必要があります。
願書提出に間に合うよう,早めに看護学校に依頼し取り寄せておきましょう。
なお,国試開催日が決定した際にはメディックメディア看護のInstagramやXなどでもお知らせしています。フォローしておくと便利!
国試不合格となった場合,合格するまで看護助手として雇用してくれる病院がある一方,せっかく決まった内定が取り消しとなる場合もあります。
内定取り消しとなった場合,改めて就職活動に取り組む必要があるため,国試対策とともに
就活にも取り組みましょう。
看護師国家試験は年に1回のみの開催であるため,合格を逃すと次は1年後。
合格発表まで安心して過ごせるよう,早めに国試対策に取り組みましょう!
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