看護師国試の基本情報からボーダーライン、合格へのポイントまで、ラストスパートの前に知っておきたい情報をまとめました。
※受験票は2019年1月中旬以降に配布されます。 ※ 厚生労働省HPより作成
基準は2つ。必修問題と一般・状況設定問題の2つの基準を両方を満たす必要があります。 必修問題は絶対基準、一般問題・状況設定問題は相対基準です。 相対基準とは、受験者の成績によってボーダーラインが変わるため、毎年ボーダーラインの点数が異なります。 またそれぞれの出題数と配点をおさえましょう。
必修問題
必修問題は絶対基準で、ボーダーラインは80%以上(40点以上/50点)です。 39点以下は不合格となります。この基準は例年変更されることはありません。(採点除外があった場合は例外) ※どの問題が必修問題であるかは公表されていませんが、メディックメディアでは午前・午後各問題の1~25問目までを必修問題と想定しています。
一般問題・状況設定問題
一般問題・状況設定問題は相対基準でボーダーラインは毎年変動します。
ここで過去10年分のボーダーラインと合格率の推移を見てみましょう。
一般問題・状況設定問題のボーダーラインは例年65%前後で推移していることがわかります。 とはいえボーダーラインは最高66.8%(103回)、最低57.3%(106回)と大きな開きがあることから、何点以上取れば絶対合格と言い切ることはむずかしいです。
一方、全体の合格率をみてみると毎年、90%前後で推移しています。 このことから、受験生のうち約90%が合格するようにボーダーラインは設定されているのだと考えられます。 つまり、一般問題・状況設定問題は、「何点取れたか」よりも「全体の中で自分がどの位置にいるのか」が重要となります。
看護国試の問題は、すべての分野からバランスよく出題されるわけではなく、よく問われる分野と問われにくい分野があります。 問われにくい分野の勉強に時間をかけるのではなく、よく問われる分野を把握し、効率よく勉強するのがオススメです。 例えば、出題点数TOP3の章(『レビューブック』や『クエスチョン・バンク』の「章」)は以下のようになっています。
より詳しい情報は、【第108回看護師国試】国試対策 はじめの”4歩”にまとめているので、チェックしておきましょう。
一般・状況設定問題の得点がいくら良くても、必修問題で40点以上(採点除外がある場合は例外)を取れなければ合格できません。では、必修問題対策を万全にするにはどうすればよいでしょうか。
もっとも有効なのは過去問演習をしっかり行うことです。 必修問題は、一般・状況設定問題より過去問と類似した出題が多い傾向があります。過去の国試のデータでは必修問題の60%(50問中30問)がプール制(過去で出題された問題を、再度出題すること)による出題です(第93~107回の問題で集計)。 予想問題集を何冊も同時に進めるなど、過去問演習をおろそかするのではなく、過去問題集を何度も解いてみんなが解ける問題を自分も解けるようになることが重要です。 まだしっかり取り組めていない人は、必ず必修の過去問題集で演習をやっておきましょう!
また、レビューブックの文頭にある「必」マークは、必修問題で出題された内容であることを示しています。この「必」マークがある場所を国試前に重点的に復習すれば、より万全になるでしょう。
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