最近の国試の動向や新出題基準などをみて、押さえておきたいキーワードをメディックメディア編集部でピックアップしました! PDFを印刷してもよし、手書きでふせんにかいてもよし、自分なりにアレンジして、『レビューブック』に追加しよう!
キーワードの後ろの()には、『レビューブック』追加場所が書いてあります♪ 自分の『レビューブック』を開いて、キーワードを付け足しておきましょう! 一覧PDFはコチラ
●がんサバイバー:がんが治癒した人だけではなく、がんの診断を受けたときから死を迎えるまでのすべての段階にある人(体験者、生存者)のことをいう。 ●がんサバイバーシップ:がんサバイバーと家族、友人、医療者などのがんサバイバーを支える人々が診断時から命の終わりまで、生活していくうえで直面する問題を乗り越えながら、がんとともに自分らしく生きていく経験とプロセスのことをいう。
●心筋炎:心筋に炎症が起きた状態である。急性心筋炎は感染症が原因であることが多く、かぜ様症状や消化器症状が先行し、その後心不全徴候や胸痛などの心症状が表れる。慢性心筋炎は原因不明なことが多く、心不全や不整脈などが持続し、拡張型心筋症と似た病態がみられる。
●急性心膜炎:体位や呼吸で変化する胸痛、胸膜摩擦音、心電図でのST上昇を特徴とする心膜の急性炎症である。炎症による心囊液の増加で心タンポナーデを合併することもある。
●収縮性心膜炎:慢性的な炎症により心膜が線維性に肥厚、癒着、石灰化し、心室の拡張が障害される。腹水や浮腫、頸静脈怒張などの右心不全症状がみられる。
●皮膚の腫瘍:悪性腫瘍のうち、上皮系(表皮および皮膚付属器を構成する細胞に由来するもの)には基底細胞癌や有棘細胞癌など、非上皮系には悪性黒色腫などがある。悪性黒色腫は色素性母斑の悪性化によるものもある。良性腫瘍には肥厚性瘢痕、ケロイドなどがある。
●鶏眼(うおのめ)胼胝(たこ):慢性的・反復的な圧迫や摩擦などの物理的刺激によって生じる非炎症性の角化症である。鶏眼は肥厚した角層の中心が真皮へ深く侵入するのに対し、胼胝は表面方向へ一様に角層が肥厚する。
●不妊を合併している場合、年齢や本人の希望を考慮し、まずタイミング法や人工授精を検討する。妊娠に至らない場合や条件を満たさない場合は、手術や生殖補助医療(ART)を考慮する。
●ART:Assisted reproductive technologyの略。採卵、体外受精(IVF)、顕微受精(ICSI)、胚移植(ET)などを含む、卵子または胚の操作を必要とする生殖技術に対する総称である。
●ポリファーマシー:多剤服用の高齢者にみられる問題のひとつ。単に服用する薬が多いだけでなく、それに関連した薬物有害事象のリスク増加や服薬間違い、服薬アドヒアランスの低下などの問題も含まれている。ポリファーマシーによる薬物有害事象を避けるための薬の見直しは必要であるが、減薬することによる病状悪化のリスクもあるため、定期的な薬物有害事象や臓器障害、服薬アドヒアランスなどを確認しながら多職種協働で検討していく必要がある。
●小児の慢性疾患に対する医療が発展したことで、慢性疾患を抱える多くの小児が成人に達するようになっている。小児期医療から成人期医療に移行(トランジション)できるように、セルフケア技術の獲得と意思決定への積極的参加を促すための自立支援を継続的におこなっていくことが重要である。
●アウトリーチ:医療・福祉のサービスを必要としているにもかかわらず、自ら助けを求めることや、制度を活用することが難しい人に対し、支援者が積極的に介入して支援することである。精神科領域では受診中断者や精神疾患が疑われる未受診者などの生活の場に出向き、支援する。
●TIC(トラウマインフォームド・ケア)とは、怒りや恐怖、暴力行為などがみられた際に、問題行動として捉えるのではなく、過去のトラウマ体験がよみがえっているのかもしれないという視点をもってケアにあたることをいう。
●共同意思決定(SDM:Shared decision making)とは、医療者と患者が納得し、患者にとって望ましい治療・ケアを協働して探り、方針を決定することをいう。
●医療的ケア児:日常生活を送るうえで医療的処置や医療機器が必要な児。近年、医療的ケア児は増加傾向にあるが、利用できるサービスやしくみが整っていない自治体が多く、地域における医療的ケア児の支援体制の整備が重要である。
●近年、介護や看護現場においてノーリフトケア(リフトなどの福祉用具を有効に活用し、労働者の腰痛や身体への負担を軽減する取り組み)という考えが注目されている。ノーリフトケアは、ケアを受ける側の緊張やこわばり、拘縮などの予防にもつながるというメリットがある。
●経腸栄養や静脈栄養は、一般的に人工的水分・栄養補給法(AHN:Artificialhydration and nutrition)に位置づけられる。AHNは延命治療を目的とした栄養改善だけではなく、緩和治療における栄養補給や療養者やその家族のQOL向上にも繋がる効果が期待できる。
●在宅看護では、多職種連携に加え、チームとして専門職同士および専門職と療養者、その家族が、互いのできることとできないこと、強みと弱みを尊重し補う、協働(パートナーシップ)も必要となる。
●ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、厚生労働省によりフリーターを対象とした正社員就職支援、長時間労働の削減や年次有給休暇の取得促進に向けた企業の取組みの促進、『育児・介護休業法』の周知徹底や男性の育児休業の取得促進などの仕事と家庭の両立支援が推進されている。
●平成10(1998)年に、医学・医療の進歩による感染症の著しい変化、地球規模で取り組む必要性のある新興・再興感染症の出現などを受けて、『感染症法』が制定された[平成11(1999)年施行]。これに伴い、従来の『伝染病予防法』、『性病予防法』、『後天性免疫不全症候群の予防に関する法律』が廃止され、その後平成19(2007)年には『結核予防法』が『感染症法』に統合された。
●新興感染症とは、最近になって新しく出現した感染症の総称であり、「かつて知られていなかった、新しく認識された感染症で、局地的あるいは国際的に公衆衛生上問題となる感染症」をいう[例:エボラ出血熱、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など]。
●再興感染症とは、「既知の感染症で、すでに公衆衛生上の問題とならない程度にまで患者が減少していた感染症のうち、この20年間に再び流行し始め、患者数が増加したもの」をいう(例:結核、マラリア、デング熱など)。
●特別用途食品とは、病者用、乳児用、えん下困難者用など、特別な用途(医学・栄養学的な配慮が必要な対象者の発育や健康の保持・回復)に適することを明示できる食品である(『健康増進法』43条等)。
●健康食品とは、法律上の明確な定義はなく、健康食品、健康補助食品、栄養補助食品、サプリメントといった食品の総称である。法的には一般食品に含まれる。
イメカラシリーズ
看護がみえるvol.1 基礎看護技術 第2版
レビューブック保健師2025
クエスチョン・バンク保健師2025
クエスチョン・バンク2025
クエスチョン・バンクSelect必修2025
レビューブック2025
看護がみえるvol.5 対象の理解Ⅰ
なぜ?どうして?zero2023
【WEB公開】INFORMA for Nurse 2022春夏号
看護がみえるvol.4 看護過程の展開
看護初年度コレダケ -生物,数学,物理,化学,ことば-
看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント
看護がみえるvol.2 臨床看護技術
看護がみえるvol.1 基礎看護技術
看護師国家試験のためのゴロあわせ集 かんごろ
ビジュアルノート
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