一昔前の看護師国試は「過去問題を暗記すれば乗り切れる」という話がありました。
しかし昨年度の看護師国試では「必修落ち」がトレンド入りし、必修問題も暗記だけでは通用しなくなるなど、徐々に看護師国試の難易度が上がってきていると言われています。 看護師国家試験を取り巻く環境が変化する中で、今回インスタグラムで分かりやすいイラストを投稿し、多くの人に勇気を与えているインスタグラマーmaruさんに話を聞きました(インタビューは2024年9月当時の内容です)。
maruさんとは… ①看護師を目指したきっかけ ②インスタグラマーとしての活動 ③まとめノートの秘訣
第114回看護師国試に合格して、病院で働く看護師さん。 学生の頃は国試の勉強、今は看護師としての勉強をInstagramで投稿している。 難しい病気や疾患を、可愛くて記憶に残る独自のイラストで表現している注目のインスタグラマー。
maru(@maaaaru._)さん
現在フォロワー数が8000人を超えており,フォロワーからも「イラストが上手すぎる!」、「私の勉強のモチベです!」、「尊敬します!」と絶賛!
持ち前の「分かりやすくまとめる力」を活かして、魅力が一目で伝わる投稿を続けています。 今回はそんなmaruさんが看護学生だった頃(2024年9月)のインタビューをお届けします!
——本日はよろしくお願いします。現在maruさんはどんな学校に通っているんでしょうか?
高校から看護の勉強をする5年一貫の看護学校に通っていて、現在5年生です。今年20歳になります。
——なるほど、では114回国家試験を受験しようとしている感じですね。
そうです。
——そもそもどうして看護学校に入ろうと思ったんでしょうか。
小学校高学年のときにドラマ『コウノドリ』の再放送が流れてきて、その影響で助産師になろうと決意しました。助産師になるためには看護学校に入学して看護師の国家資格をとらないといけないことを知り、まずは看護師国家資格を取るために今の学校に入学しました。 5年間勉強と実習をする中で、今は助産師よりも看護師として働きたいという気持ちが強くなりました。
——最初のきっかけはドラマなんですね。意外と珍しいルーツな気がしました。では、将来は看護師として働く予定なんですね。
そうですね。
もともとは助産師になりたいという思いがあったんですが、精神科に実習に行った際に精神科で働きたいと思うようになりました。学校の先生に進路について相談したら、「最初は一般科で経験を積み、アセスメント能力を磨いてから行くといいよ」と言われて納得しました。 今は精神科や一般科で働きたいという気持ちが強いです。まずは一般科で働き、ゆくゆくは精神科に携わりたいと考えています。
——普段インスタの投稿をされていますが、どこで撮影をしているのでしょうか?
家でも撮るのですが、ドトールやスターバックスに行った際など外で撮ることも結構あります。
カフェで勉強を進めているmaruさん
——本当におしゃれな写真で、私にはできないなといつも思っていました。
全然です。(笑)
——インスタグラムについてもう少し聞いていきたいのですが、そもそもなぜインスタグラムの投稿を始めたのですか?
勉強アカウントの投稿を始めたのは中学2年生くらいでした。当時は勉強のモチベーションがあまりない時期だったんですが、他の勉強アカウントさんと繋がったり、投稿を見たりすることで勉強へのモチベーションが上がり、今の学校に合格することができました。
合格が決まって一度勉強アカウント自体を辞めていたのですが、入学時に丁度コロナ禍となり、学校に行けなくなってしまいました。課題はあるけどモチベーションが上がらないという状態だったので、もう1回勉強アカウントを始めてみようと思い、高校1年生から再開をしています。 見るだけで終わらせるよりも、投稿をする方が他の看護学生さんと繋がることができ、同じ仲間を見つけたいという気持ちもあったため、それが投稿する原動力になったと思います。
——インスタで投稿することが、自分自身の勉強を頑張る理由になり、今も勉強を続けるモチベーションになっているんですね。ところでmaruさんは現在、マイレビューブックを投稿してくださっていますよね?
そうですね。高校2~3年生の時に買って長く使っています。基準値や統計値などが最新ではないので、新しく買ってから投稿をするようになりました。
ライオンが可愛いmaruさんだけのレビューブック。お守りがたくさん付いている
——投稿をするときにmaruさんのなかで意識していることはありますか?
だれが見てもわかると思ってもらえるような投稿を意識しています。文字ばかりではなく、イラストを交えると自分も他の人もわかりやすいかなと思っていて、わかりやすい投稿になるように気を付けています。
——イラストがとても可愛くて、色鮮やかですし、キャラクターも登場して見やすいですよね。自分には無理だと思って投稿を見ていました。(笑)
最近は犬のキャラクターが自分的には気に入っていて、そればっかりです。
maruさんが最近気に入っている犬のキャラクター。統一感があり、疾患や症状が分かりやすい。
——maruさんとしても、見る側の気持ちを考えて作るという意識が大切ですか?
そうですね、特に高校生の時は高校の授業をしながら看護の授業もしていたので、看護教科自体が少なくて…。看護の知識が多くない中、看護の授業がメインの大学生や専門学校の方の投稿が見やすいなと思って、参考に投稿していたら、自然と投稿を見る側の気持ちを考えた投稿ができるようになりました。
——なるほど。メディックメディアと作り方が似ていて。学生さんなのに見てくれている人によりそっているmaruさんはすごいなと思いました。
ありがとうございます!
——maruさんは昔からイラストは得意だったんですか。
中学生のころはイラスト部に入っていたので、昔から絵を描くのは好きな方です。でも、ゆるいイラストは得意なんですが、リアルな人の絵はちょっと苦手です。
——ありがとうございます。では続いて本日の本題「maruさんの国家試験の勉強法」に移らせていただきます。
→国試編へつづく
maruさんについてのまとめ
・投稿は勉強を続けるためのモチベーションとなっている! ・看護学生さんのニーズを考えて分かりやすさを意識した投稿をしている! ・かわいいイラストと共に勉強をしている!
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