名前のとおり、皮膚や粘膜などが黄染する症候「黄疸」は必須問題! 黄疸も必修・一般問題であり,看護学生さんの中にはどの部位で確認されやすいのかなど迷う人もいるかと思います.
「黄疸」は、黄疸のある成人患者にみられる随伴症状,黄染を確認しやすい部位について問われるほか,現病歴や所見,症状などから患者の状態をアセスメントする問題も出題されています。 過去に看護師国家試験で出題された問題を解き,確認してみましょう!!
1. 問題① 2. 問題② 3. 問題③ 4. 問題④
正解は④
黄疸を観察しやすい部位について出題されやすくなっています!ビリルビンは弾力遷移の多い部分に沈着しやすい特徴があります.選択肢4の眼球結膜は白色で弾力線維が多いことから、わずかな黄染でも観察・発見しやすいと言われています. 黄疸にあわせてビリルビンについてもおさえておくようにしましょう!!
正解は② 黄疸といえばビリルビン!自信をもって答えましょう!! 黄疸には肝細胞性黄疸、閉塞性黄疸、溶血性黄疸の3つの種類があります.肝細胞性・閉塞性黄疸は直接ビリルビンが蓄積,溶血性黄疸は間接ビリルビンが蓄積します. それぞれの黄疸が起こる機序を調べてみよう!
正解は④ 直接ビリルビンは皮膚の末梢神経を刺激するため,直接ビリルビンが直積・増大した際には掻痒感を感じるようになります. 肝機能の低下や,胆道の閉塞,溶結性貧血などが原因で生じることもおさえておきましょう!!
正解は② 閉塞性黄疸では、ドレナージ術によってビリルビンを体外に排出するため,血清ビリルビン値も低下します.本設問では胆管炎を併発しているため抗菌薬の投与は必須!! また、ドレナージチューブのクランプは再度閉塞を引き起こし,黄疸・胆管炎が再発・悪化するため禁忌です.
実際に解いてみていかがでしたでしょうか?黄疸は観察部位や随伴症状について出題されやすい傾向にあります. また,黄疸所見のある患者への検査や治療についても出題されるため,検査・治療中の観察項目や注意点についても復習しておきましょう. 間違えた問題は必ず復習し,看護師国家試験までに完璧にしておきましょう!分からない箇所などは、レビューブックやQBで確認しておきましょう!
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