こんにちは!メディックメディア編集部です。 今回のテーマは、基礎看護学の中でも実習で必ず求められ、国家試験でも定期的に出題される「標準予防策」「環境整備」「食事介助」の三つ! わかりやすいイラストと一緒に、整理していきましょう!
標準予防策とは、すべての患者に共通して行う基本的な感染予防対策です。 感染症の有無にかかわらず、汗を除くすべての湿性生体物質(血液などの体液・分泌物・排泄物・傷のある皮膚など)には感染のリスクがあるとみなし、適切に対応します。 手指衛生、個人防護具(手袋、マスク、ガウンなど)の適切な使用、咳エチケットなどが主な内容で、感染拡大防止の基本となります。
環境整備とは、患者が安全かつ快適に過ごせるよう、室内の温度・湿度・照度などを調整し、転倒や転落、感染症等を防ぐための工夫を行うことです。 室温は夏で24±2℃、冬で20±2℃が目安。湿度は夏45〜65%、冬40〜60%に保ちます。照度は室内で100〜200ルクス程度が適切で、最も高い照度が必要なのは手術室です。 また、ベッドの高さは端座位で足底が床に着く位置にし、ストッパーを確実にかけておくことで、転倒事故を防ぐことができます。
食事介助とは、自分一人での食事が難しい患者さんを補助し、安全に食事ができるよう支援することです。特に嚥下機能が低下している場合は、誤嚥を防ぐ工夫が重要になります。
まず大切なのは姿勢です。食事中は安定した座位または半座位をとり、必要に応じてクッションなどで体を支えます。体が傾いていたり、頭が後ろに反っていたりすると、飲み込む力が弱まり、誤嚥の危険が高まります。そのため、頸部を軽く前屈(アゴを引く)させる「頸部前屈位」が基本姿勢です。この姿勢をとることで、咽頭が広がり、気道が狭くなるため、食べ物が誤って気管に入るのを防ぐことができます。
次に、食事内容の工夫も欠かせません。例えば、液体の料理にはとろみをつけることで喉の通りをゆっくりにし、誤嚥を防止できます。一方で、固体の料理は細かく刻みすぎると食塊(食べ物のかたまり)が作りにくく、かえって誤嚥のリスクが高まるので注意が必要です。
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