看護実習を通して、心が折れそうになることも、やりがいを感じるうれしいときもありますよね。先輩たちも同じように、いろいろな経験をしています。先輩たちの印象的な看護実習エピソードを紹介します。
ICUで実習していたとき、男性の患者さんを受け持ちました。患者さんは、腎臓がんの手術中に大出血、昏睡状態で鎮静薬・鎮痛薬を投与しているという危険な状況でした。「意識がない患者さんに何ができるだろう?」と看護ケアについて悩んでいましたが、指導ナースのアドバイスでケアのときは声かけをしたり、空いた時間に手を握ったりしていました。 無事に意識レベルが上がって話ができるようになったとき、患者さんは私を見るなり「いつも声をかけてくれて、手を握ってくれて、ありがとうね」と話してくれました。一見、意識がなさそうでも、患者さんがきちんと認識してくれていることがわかり、感動しました。
30歳代の難病の患者さんを受け持ちました。友好的な関係性だったと思います。受け持ち始めてから2週間たったある日、突然、患者さんが「なんで私は、この病気になってしまったのかな…」とポツリ、ポツリと話し始めてくれたんです。「少し前に、同じ病気の知人が亡くなってしまって、正直に話すとね、死ぬのが怖いのよ」と。 その話を聞いているうちに、私も「どうして、よりによってこの人が病気になってしまったの…?」と、ただただ悔しくなりました。必死に泣くのを我慢していると、それが伝わったのか、患者さんも涙がポロリ…。結局、2人でワンワン泣いてしまいました。その後、「ありがとう。あなたに打ち明けられたおかげで、スッキリした」と言ってくれたときの患者さんの笑顔は、きっと一生忘れないと思います。 その患者さんは、最後に「あなたの夢を聞かせて。これから何年先でも、ずっと応援していたいの」と言ってくれました。もう患者さんに会うことはできず、状況もわからないのですが、数年経った今でもときどき、空を見上げて患者さんのことを思い出しています。
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件名:★わたしの看護実習エピソード★ 本文:●患者さんの性別・年齢・疾患(可能な範囲でOK) ●印象的だったエピソードの内容 ●お住まいの地域 ●学年・職業 ●ニックネーム(イニシャル可)
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