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【看護師国試】国試によくでるレビューブックコード「パーキンソン病」

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【看護師国試】国試によくでるレビューブックコード「パーキンソン病」
国試対策
2017.01.18

今回の特集「パーキンソン病」

*国試によくでるレビューブックコードTOP10*シリーズ

今回ご紹介するのは、TOP9のパーキンソン病です。

神経変性疾患のなかではアルツハイマー型認知症に次いで多く、日本における推定患者数は約14万人にのぼります。

特徴的な症状がみられるため、国家試験でも出題されやすくなっています。
出題されやすいポイントを、しっかりおさえておきましょう。

koredake

□① 主に中脳にある黒質(筋緊張と運動の抑制にかかわる部位)の神経細胞が変性・脱落し、種々の錐体外路症状が表れる原因不明の疾患である。
 
□② 黒質の変性により、運動機能をつかさどるドパミン減少し、大脳基底核による運動の制御が障害されてスムーズな運動ができなくなる。
 
□③ 安静時振戦無動筋強剛固縮)、姿勢反射障害といった錐体外路症状が表れる。これがパーキンソン病の四大症状である。
 

parkinson

 
□④ 歩行開始時すぐに歩きだせない(すくみ足)、歩行時腕を振らない前傾前屈姿勢加速歩行小刻み歩行方向転換困難などがみられる。
 
□⑤ 初発症状は一側からみられることが多く、進行すると対側にも症状が出現する。
 
【治療】
□⑥ 薬物療法では、L-ドパ、ドパミンアゴニストを用いて、不足しているドパミンの補充を行う。
 
□⑦ L-ドパで長期治療中の患者では、L-ドパの効果持続時間の短縮によって症状が悪化すること(wearing off現象)や、服用時間と無関係に急激に症状がよくなったり悪くなったりすること(on-off現象)がある。
 
□⑧ 長期経過の患者では、L-ドパ誘発性のジスキネジア(口、舌、顎、また は四肢に生じる不随意運動)を生じやすくなる。
 
□⑨ 抗コリン薬服用中は、尿閉便秘に注意する。
 
□⑩ 薬の副作用、必要性、投与量の決め方や急に休薬した場合の悪性症候群の危険性について十分に説明し、確実な服薬指導を行う。特に薬を突然中止しないよう指導する。
 
□⑪ 薬剤を使用していても、症状の日内変動急激な変化が表れることを家族に伝えておく必要がある。
 
【看護】
□⑫ 歩行に合わせて声をかけ、リズムをとるようにする。かけ声やメトロノームを使うよう勧める。
 
□⑬ 理学療法作業療法を行い、日常生活活動(ADL)の低下予防を図る。
 
□⑭ 長期経過のパーキンソン病でwearing off現象on-off現象によって症状が悪化した場合には、転倒のリスクが高くなるため無理に動かないほうがよい。
 
レビューブックの付録『コレダケ』で得点力をアップしましょう!
 
kokubun

●状況設定問題での出題が多い(9問中5問)。転倒予防(9問中3問)やレボドパの副作用(9問中3問)、症状(9問中2問)などが問われている。

他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2017』をチェックしましょう。

kokushi

 

第1問(第104回午後61問目)

Parkinson〈パーキンソン〉病の症状について正しいのはどれか。
1.満月様顔貌になる。
2.腕を振らずに歩く。
3.後ろに反り返って歩く。
4.頭を左右に大きく振る。

 
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2017』でチェックしましょう。

第2問(第100回午後65問目)

パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのはどれか。
1.歩行器を使うよう勧める。
2.メトロノームを使うよう勧める。
3.補助者と手をつないで歩くよう勧める。
4.歩行時はかかとから足をつくよう勧める。

 
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2017』でチェックしましょう。

次回予告!!

次回はTOP8の「介護保険制度の概要」をご紹介します。

乞うご期待ください!

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【看護師国試】国試によくでるレビューブックコード「パーキンソン病」

国試対策
2017.01.18

今回の特集「パーキンソン病」

*国試によくでるレビューブックコードTOP10*シリーズ

今回ご紹介するのは、TOP9のパーキンソン病です。

神経変性疾患のなかではアルツハイマー型認知症に次いで多く、日本における推定患者数は約14万人にのぼります。

特徴的な症状がみられるため、国家試験でも出題されやすくなっています。
出題されやすいポイントを、しっかりおさえておきましょう。

koredake

□① 主に中脳にある黒質(筋緊張と運動の抑制にかかわる部位)の神経細胞が変性・脱落し、種々の錐体外路症状が表れる原因不明の疾患である。
 
□② 黒質の変性により、運動機能をつかさどるドパミン減少し、大脳基底核による運動の制御が障害されてスムーズな運動ができなくなる。
 
□③ 安静時振戦無動筋強剛固縮)、姿勢反射障害といった錐体外路症状が表れる。これがパーキンソン病の四大症状である。
 

parkinson

 
□④ 歩行開始時すぐに歩きだせない(すくみ足)、歩行時腕を振らない前傾前屈姿勢加速歩行小刻み歩行方向転換困難などがみられる。
 
□⑤ 初発症状は一側からみられることが多く、進行すると対側にも症状が出現する。
 
【治療】
□⑥ 薬物療法では、L-ドパ、ドパミンアゴニストを用いて、不足しているドパミンの補充を行う。
 
□⑦ L-ドパで長期治療中の患者では、L-ドパの効果持続時間の短縮によって症状が悪化すること(wearing off現象)や、服用時間と無関係に急激に症状がよくなったり悪くなったりすること(on-off現象)がある。
 
□⑧ 長期経過の患者では、L-ドパ誘発性のジスキネジア(口、舌、顎、また は四肢に生じる不随意運動)を生じやすくなる。
 
□⑨ 抗コリン薬服用中は、尿閉便秘に注意する。
 
□⑩ 薬の副作用、必要性、投与量の決め方や急に休薬した場合の悪性症候群の危険性について十分に説明し、確実な服薬指導を行う。特に薬を突然中止しないよう指導する。
 
□⑪ 薬剤を使用していても、症状の日内変動急激な変化が表れることを家族に伝えておく必要がある。
 
【看護】
□⑫ 歩行に合わせて声をかけ、リズムをとるようにする。かけ声やメトロノームを使うよう勧める。
 
□⑬ 理学療法作業療法を行い、日常生活活動(ADL)の低下予防を図る。
 
□⑭ 長期経過のパーキンソン病でwearing off現象on-off現象によって症状が悪化した場合には、転倒のリスクが高くなるため無理に動かないほうがよい。
 
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kokubun

●状況設定問題での出題が多い(9問中5問)。転倒予防(9問中3問)やレボドパの副作用(9問中3問)、症状(9問中2問)などが問われている。

他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2017』をチェックしましょう。

kokushi

 

第1問(第104回午後61問目)

Parkinson〈パーキンソン〉病の症状について正しいのはどれか。
1.満月様顔貌になる。
2.腕を振らずに歩く。
3.後ろに反り返って歩く。
4.頭を左右に大きく振る。

 
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2017』でチェックしましょう。

第2問(第100回午後65問目)

パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのはどれか。
1.歩行器を使うよう勧める。
2.メトロノームを使うよう勧める。
3.補助者と手をつないで歩くよう勧める。
4.歩行時はかかとから足をつくよう勧める。

 
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2017』でチェックしましょう。

次回予告!!

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