こんにちは、メディックメディア編集部です。 今回は、実習時の情報収集で陥りがちな失敗と3つのコツをご紹介します!
こちらの病院ではメディ子とメディ夫が情報収集真っ最中。 おや?しかし、情報収集で陥りがちな失敗にハマっているようですよ…!?
この後…メディ子とメディ夫はどうなったのでしょうか??
2人とも懸命に情報収集に取り組んだのに、うまくいかなかったようですね… 情報収集って、意外と難しいんですよね。
メディ子とメディ夫のようにならないためには、どうしたら良いのでしょうか?
情報収集シートには、多くの情報を記入する欄があると思います。栄養、排泄、呼吸、清潔、睡眠、既往歴、薬剤、検査データ、家族、感染、信仰…。 患者さんを理解するには、あらゆる側面から情報を得る必要があることは言うまでもありません。 しかし、これらの情報を一気に集めるのは無茶というもの。そう、メディ子とメディ夫はその無茶をしてしまっていたのですね。 情報収集のコツ1つ目は、必要な情報の優先順位を付けること。順位は、命に関わること、緊急性が高いことが優先となります。つまり順位を判断するには、患者の疾患に関する知識が必要になります。むやみに情報を集める前に、患者の病態、症状、合併症のリスク、治療などは事前学習しておきましょう。そうすれば何の情報を優先して集める必要があるかが分かるはずです。
メディ子は電子カルテばかりから情報を得ようとしていたようですが、患者さんを直接観ることに替えられるものはありません。苦痛があるか、心配ごとがあるか、リハビリへの意欲はどうか…一緒にいるだけで伝わってくるものがあるはずです。 情報収集のコツ2つ目は、目の前の患者さん本人をよく観ること。患者と目線を合わせて、患者の言葉をよく聴いてみましょう。そのように収集した情報は、他のスタッフにとっても有用であるはず。ぜひ看護師に共有して、患者のケアにつなげましょう。
収集したい情報の中には、患者にとってデリケートな内容が含まれる場合があるでしょう。家族のこと、病気への思い、排泄についてなど、患者によっては話したくないと思うこともあるはずです。メディ夫のようにデリケートな部分に気づかず質問攻めをすれば、患者さんとの信頼関係は損なわれてしまいます。 情報収集のコツ3つ目は、タイミングと信頼関係を考慮すること。特にデリケートな内容が含まれる質問は、患者に苦痛を与えないか配慮しながら自然に聞けるタイミングを待ちましょう。どうしても質問できない情報は、看護師に聞いてみる手もあります。まずは患者の体調を第一に考え、焦らず信頼関係を積み重ねていきましょう。
以上、実習時の情報収集で陥りがちな失敗と3つのコツをあげてみました。参考になったでしょうか?
看護師として臨床に出た後は、情報収集に使える時間は格段に短くなります。看護師は、忙しい業務の中で常にアンテナを張り、患者の状態をスピーディに把握しているのです。
とはいえ、最初から完璧な情報収集ができる人はいません。まずは上記の3つのコツを参考に、情報収集力を身につけていきましょう!
それでは今回はこのへんで!
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