第114回看護師国家試験に向けて国試勉強を始める前に、そもそも「看護師国家試験」ってどんなものなのか具体的に知りたい!
そんなギモンにお答えします!このページを読めば、「看護師国家試験」の概要について理解できます!
試験実施日時はいつ?
看護師国家試験は例年、2月中旬の日曜日に実施されています。
第114回看護師国家試験の日程・時間については次の通りです。
実施日:令和7(2025)年2月16日(日)
試験開始時間:9時50分
また、第111回保健師国家試験が実施される日にちは令和7(2025)年2月14日(金)です。
国家試験までの流れは?
受験する国家試験が行われる前の年の秋頃に、学校で一括して受験の申し込みをするのが一般的です。例えば、2025年の第114回看護師国家試験を受験する場合は、2024年の秋頃に申し込む、といった流れです。
受験票は国試前の1月下旬頃に届きます。そこで受験場所などが分かります。
試験会場は?
例年12の指定都道府県に会場が設営されます。第114回看護師国家試験の試験地は北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県です。会場発表に関する詳細は厚生労働省のWEBサイトをご覧ください。
試験会場が自宅から遠い、あるいは県外の方はあらかじめホテルを予約することが必要になってきますのでお早めに!
合格発表日は?
第114回看護師国家試験、第111回保健師国家試験ともに、令和7(2025)年3月24日に厚生労働省のWEBサイトにて合格者が発表されます。
詳細につきましては、「合格発表の確認方法について」で説明しております。結果をスムーズに確認できるよう、事前にチェックしておきましょう!
当日の流れは?
当日は、必修問題(全50問)・一般問題(全130問)・状況設定問題(全60問)の全240問を、午前問題と午後問題に分けて以下のスケジュールで行います。
※どの問題が必修問題に該当するかの公表はなし。問題の難易度から弊社推定による。
第114回看護師国家試験は何時から?
試験開始時間は、9時50分です。試験時間は、午前午後ともに2時間40分です。
試験当日の起床後から、会場到着、問題配布などを含めた当日の細かいタイムスケジュールについては、こちらでチェックしてイメージトレーニングをしておくことがおすすめです。また、国試当日持ち物チェックシートも活用して、忘れ物のないよう準備を進めましょう!
出題基準は?
試験内容については、厚生労働省が発表する「看護師国家試験出題基準」に基づいて出題されます。出題基準は4年に1度改定され、第112回看護師国家試験から令和5年版看護師国家試験出題基準が適用となっています。試験範囲は次の通りです。
令和5年版出題基準に追加された特に押さえておきたいキーワードは、こちらで確認できます!
出題形式は?
4肢択一、5肢択一、5肢択二、直接数字を解答する形式があります。問題の題材として、カラー写真やイラスト、表が用いられることもあります。解答はマークシートに記入します。
問題の種類や配点は?何割取れば合格?
看護師国家試験の採点は、問題の種類により評価基準が異なります。問題の種類には、必修問題、一般問題、状況設定問題の3種類があります。
試験終了後に自己採点ができるよう、問題用紙に自分の解答をメモしておきましょう!
試験終了後の自己採点方法は、こちらをご覧ください!
①必修問題
看護師として基本的かつ重要な事項に関する問題で、合格基準は50点中40点以上(=絶対基準)。これをクリアしないと一般・状況設定問題でいくら高得点をとっても不合格になってしまいます!
②一般問題・状況設定問題
一般問題とは、1問1点の問題です。
状況設定問題とは、1問2点の長文問題です。基本的には1題につき3連問で出題されます。
一般・状況設定問題の合格基準(ボーダーライン)は毎年変動。例年60~70%の間で推移しており、第113回看護師国試では63.2%(158点)となりました。
問題数は何問?
看護師国家試験で出題される問題数は、全240問(計300点)です。
点数配分は、必修問題が1問1点で50点満点、一般問題が1問1点で130点満点、状況設定問題が1問2点で120点満点です。
看護師国家試験の合格状況とボーダーラインの推移
第113回国家試験の合格基準は?
受験人数 | 63,301人(昨年比‐750人) |
---|---|
合格人数 | 55,557人(昨年比-2,595人) |
合格率 | 87.8%(新卒93.2%) |
合格基準点 (必修問題) |
49点中40点以上※1 |
合格基準点 (一般・状況設定問題) |
250点中158点以上 |
※1:第113回では、採点除外の問題がありました。
- 受験人数と合格人数ともに減少しました。
- 一般・状況設定問題の合格基準点は、昨年より上昇しましたが経年でみると大きく変わりませんでした。
過去の合格率とボーダーラインの推移は?
第104回以降の合格基準点(一般・状況設定問題)
第101回以降の合格率
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