前編では、関根さんの看護学生時代から、晴れて看護師となりYouTubeを始めたきっかけまでを伺います! 怒涛の看護師時代については、後編をみてくださいね!
関根さん:『レビューブック』だ! 懐かしすぎる!
関根さん:実習や国試勉強で使っていましたよ。学校の指定だったのかな。ちょっと調べ物するのにちょうどいいから、就職してからも職場の本棚においていました。もっと詳しく調べたいときには、『病気がみえる』を読んだり。看護学生のときには「からだの地図帳」(講談社刊)を読むのも大好きでした。血管とか骨の図とか、ずっと見ていられる。あとは「今日の治療薬」(南江堂刊)も好きで、勤務中に時間が空いたときずっと読んでいました。「この薬とこの薬の名前が似てる!」とか「響き可愛い!」とか、面白くて飽きないです。
関根さん:16歳のときに絞扼性イレウスになって、緊急オペをしたんです。そのときに担当してくれた看護師さんがめちゃくちゃ優しくて、こういう人すてきだなと思い、興味を持ちました。それまではスタジオジブリの事務員になりたかったんですよ。そうしたら公開前に作品を見られるかなっていう安易なことを考えてました(笑)
関根さん:親には「人のお世話するのは向いてないからやめとけ」って言われました。「娘へのアタリ強くない?」って思っていましたけど。
関根さん:全然優等生タイプではありませんでした(笑)。友達が毎日原チャリで私を起こしに来てくれたんです。鍵を開けっぱなしにしていたので、友達が乗り込んできて、「授業だ!起きろ!走れ!」って。周りの子たちは「看護師になりたい」っていう強い意思があったけど、私は今思えば、高校の延長という気持ちで、結構ふわっとしていました。
関根さん:実習は“5億%”嫌で、授業も“1億%くらい”嫌でした(笑)。「実習や学校に行っているわたしは偉い!」って思って自分をはげましていましたね。 実習はすごく大変で、精神面を異常にえぐられていました。まだ資格もないし、病棟に居場所もなかったし。「足浴します」とか、必ず看護師に声かけないといけないじゃないですか。自分も看護師になってみてわかるけど、時間ないなかで「足浴します」って言われると、確かに「忙しいから今はむり!」ってなるんですよ。両方の気持ちがわかる。学生の「だって言わなきゃいけないんだもん」と、看護師の「ちょっと今、余裕ないのよ」と。 とにかく、あのときが一番辛かったんじゃないかと思います。だから金曜日がめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えてますよ。「土日のどちらかは何もしない!」と思って気持ちをリフレッシュさせていましたね。
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