こんにちは！メディックメディア編集部です。
今回は、関節可動域（ROM）について看護師国家試験対策として押さえておくべきポイントと勉強方法をご紹介します。
 

みなさん、ROMやROM測定についてはどのように勉強していますか？

講義でROMの運動方向を学んだけれども演習はしなかった、実習でROMを測定する機会はなかったなんて方も多く、バイタルサインや心音の聴診等と比較するとROM測定は馴染みのない知識・手技ではないでしょうか。しかし、看護師国家試験では過去、ROMに関する必修問題が出題されたことがあり、勉強は必須！
 
では、どんな国試に向けてどんなところを押さえておくべきなのでしょうか？また、馴染みのないROMはどのように勉強したら良いのでしょうか？
そんな疑問にお答えするべく、30人の看護学生さんたちにお話を聞いてきました。
 

ROMに関連した看護師国家試験の問題って？

まずは、過去に国試で出されたROMに関連した問題のなかから必修問題を見てみましょう！ぜひ、力試しに問題を解いてみてください。※各問題の答えはこの記事の最後にあります。

〔国家試験問題番号：必修 107P010〕
股関節の運動を図に示す。内転はどれか。

〔国家試験問題番号：必修 099A019〕
肩関節の外転の可動域測定で正しいのはどれか。

 
どうでしょう、すぐに答えられましたか？
ここで注目してもらいたいのが二つ目と三つ目の問題。これらの問題は各関節の運動方向や基本軸・移動軸をしっかりと頭に入れておかなくては解けません。
 
一般問題でも、前腕の回外を示す写真を選ぶ問題が出題されたことがあり、特に運動方向や軸を押さえておくのが重要なようですね。
 
とはいってもROMは関節ごとに「外転・内転」や「屈曲・伸展」があり、頭のなかが混乱してしまう学生さんが多数……。では、看護学生さんのみなさんはどのように勉強をしているのでしょうか。
 

みんな、どうROMを勉強した？

 
文章やイラストを見るだけでなく、実際に自分や他者の体を動かして運動方向を覚えようとする人が多いようですね。確かに頭のなかでイメージして暗記しようとするよりも、実際に動いた方が記憶の定着が促されそうです。
 
ただ、勉強するなかでは、実際に関節を動かすのが難しい場面もあるでしょう。例えば、電車のなかや試験会場など……。また、自分の体を動かすのではなく外から関節が動いている様子を見たい、と思っても友達や家族が近くにいないときは見られないですよね。
 
そんなときに使えるのが、『看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント』の付録「関節可動域（ROM）測定Webシミュレーター」！
 

関節可動域（ROM）測定Webシミュレーター

実際に動かすのが一番！
早速、次のアイコンをタップしてシミュレーターを動かしてみましょう！
 

※股関節の外旋・内旋は方向がややこしいですよね。こちらの記事で股関節の外旋・内旋について解説しています。

 
ROM測定Webシミュレーターを使うことで、皆さん、勉強がはかどっているようです。
ちなみにこのシミュレーターを具体的にどんな場面で使ったか質問したところ、国試対策や、実習時の確認や復習、学校の試験対策など様々な回答がでてきました。スマホでサッと確認できるからどんな場面でも役立つようです。
 

まとめ

いかがでしょうか？ この記事を参考に、ROMの勉強をしていただけたらと思います！また、ぜひROM測定Webシミュレーターも使ってみてください！
 
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