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【応援インタビュー】おかずクラブ オカリナさん

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【応援インタビュー】おかずクラブ オカリナさん
学校生活/オフタイム
2016.10.21
おかずクラブ:オカリナさん

 
最近テレビで見かけない日はないと言っても過言ではない、人気沸騰中のお笑い芸人おかずクラブ。そのゆるキャラ的存在(?)のオカリナさん、実は看護師だった経験をおもちなのを知っていましたか?
 
看護師を目指したきっかけや、看護科で過ごした高校時代、まさかの国試浪人時代のことまで、たっぷり語っていただきました。

看護師を目指したきっかけは祖母の死

看護師になろうと思ったのは中学生のとき、祖母が脳梗塞で亡くなったことがきっかけでした。ある朝、自分の部屋からリビングに向かうと、祖母が意識のないまま横たわっていたんです。祖母の横で母親が必死に呼びかけていましたが、残念ながら反応はありませんでした。
 
母親が意識のない祖母の対応をしている姿を見て、やけに冷静に「人って死ぬんだな」と思ったことを覚えています。もちろん、祖母が倒れたことに驚いて動揺もしましたが、それ以上に「死」が身近にあることを実感したんですよね。と同時に、もし今後、家族に何か起こったとき、そのことに気づけなかったり家族の力になれなかったりするのはイヤだなとも思いました。
 
このことがきっかけで、医療に携わりたいと考えるようになったのですが、お世辞にも学力が高いとはいえなかったので、医師は難しいだろう、でも、看護師だったらがんばればなんとかなるんじゃないかと思って、看護の道に進むことを決めました。なので、人を助けたいとか、誰かの役に立ちたいというような高尚な動機があったわけではなく、あくまで「目の前の家族を助けたい」という思いに突き動かされた、という感じでした。

何もかもがつらかった高校時代

自分の意志で看護学校に入学したものの、入学してすぐ、後悔の念に駆られました。もう何もかもがつらくて……たとえば食事。実家と学校の寮は、車で90分程度の距離だったのですが、なぜか牛乳の味が全然違ったんです(笑)。
 
あと、先輩を含めた3人での共同部屋だったり、外出するときは制服じゃないといけなかったり、帰省するのに申請が必要だったり。それから方言にも苦労しました。私の地元では怒るときにしか使わない言葉を普通の会話で使うので、いつも怒られている感じがしてビクビクしていました。

悪気はないから、めげないで!

病院実習にも、いい思い出はほとんどありません(苦笑)。学生が実習に行くと、ほぼ間違いなく看護師さんに邪魔者扱いされますよね? 学生時代は、「学校の指示で参加しているだけなのに、なんでそんなに冷たくされるんだろう」と、いつも思っていました。
 
でも、実際に看護師として働いてみてわかったんですが、意図的に学生に冷たく応対しているのではなくて、忙しすぎてじっくり学生と向き合う時間がない、ということなんだと思います。看護師さんに邪魔者扱いされても学生を責めているんじゃない。だから学生のみなさんは気にしすぎず、がんばってください。とはいえ、カルテを見たいときに限って学生がキープしてたりして、やっぱり邪魔だと思うときもあるんですけどね(笑)。
 
あと、実習中は毎日、実習記録を書いて看護師さんの前で発表しますよね。当時の私は何を書けばいいのかわからず、目標欄に「がんばる」と書いて、実習指導者から厳しく指導されたこともありました(笑)。

友人から紹介されたお笑い番組を見て芸人に

もちろん、楽しい思い出もたくさんあります。高校生クイズに出たり、甲子園まで高校野球を見に行ったり、超イケメンの先輩に憧れて空手部に入ったり(笑)。でも、一番の思い出は、やっぱり友人にMー1グランプリを紹介してもらったことですね。芸人を目指すきっかけになりましたし、「こういう世界があるんだ」と興奮したことを今でも思い出します。当時、高校2年生だったんですが、「病院奨学金を返したら、芸人になる」という目標が生まれた瞬間でした。
 
もし、その友人と出会っていなかったら、今でも看護師として働いていたかもしれない。人生って、どんな出会いがあるか、何が起こるかわからないもんですね。
 

 

人生でこれほどみじめな気持ちになったことはない

実は私、1回国試に落ちたんですよ。一般・状況設定問題は合格ラインに達していたんですけど、必修問題が2点くらい足りなくて。 落ちるなんて微塵も思っていなかったので、不合格通知がきたときは「えっ、そんなことあるの?」と、まさに鳩が豆鉄砲をくらったような感じで、落胆でも後悔でもなく、現実をよく理解できない状況だったことを覚えています。
 
落ちた原因は、今思えば“油断”だったんでしょうね。合格率90%前後の試験だし、模試や学内テストの成績は上から3分の1くらいに入っていましたし、大丈夫だろう、落ちるわけがないと思っていたんです。周りの友達は、『レビューブック』や過去問題集を買って勉強していましたが、「そんなにやらなくても合格できるだろう」と思って国試対策本は何も持っていませんでした。そんな状況でも不安にならず、余裕しゃくしゃくで国試を迎えました。結果的に、クラスメイトのなかで私だけ落ちちゃって…今までの人生のなかで、あんなにみじめな気持ちになったことはないです。

自分にプレッシャーをかけた2度目の国試

翌年の国試に合格して晴れて看護師になれたんですが、1度目の反省を踏まえて、2度目は自発的にがんばりました。「国試に受かるまでは実家に帰らない」と決めて、予備校の夏期講習を受講したり、国試に受かった友人のノートを借りて勉強したりしましたね。ありがたいことに、看護師として内定をもらっていた病院に准看護師として雇ってもらえたので、働きながら国試勉強を続けられた1年でした。
 
「まじめにやれば合格できるのに、なんで最初からちゃんとやらなかったんだろう?」と思いますけど、まぁ、人生ってそういうもんですよね(笑)。

教員に「看護師に向いていない」と言われた

話は前後しますが、こんなこともありました。私の勉強に対する甘い姿勢を見抜いていたのか、あるとき、学校の教員に「あなたは看護師に向いていない」と言われたんです。当時は、「看護師を目指してがんばっているのに、なんでそんなことを言われなきゃいけないの?」と憤ったことを覚えています。でも、看護師になって働いてみると、教員の言っていたことがわかるようになりました。
 
私はすごく人見知りで、他人に関心をもち、他人を思いやるということがうまくできない性格です。その点、友人を見ていて、「こういう人が看護師に向いているんだなぁ」と思うことがよくありました。人が好きなところとか、患者さんのために一生懸命に勉強するところとか。こういうご時世なので綺麗事ばかり言うのはよくないのかもしれませんが、看護師という仕事はやりがいがある反面、ハードで厳しい仕事でもあるので、やっぱり看護が好きだと言える人が就いたほうがいいんだろうなと思います。

芸人という場所が私には向いていた

当たり前の話かもしれませんが、看護師と芸人の一番の違いは「責任の重さ」だと感じます。看護師の場合、自分のミスが患者さんの命に直結しますが、芸人の場合、セリフを忘れても、ネタがすべっても、自分が落ち込むだけで周りには迷惑をかけません。その一方で、世間一般ではダメだとされているところも、芸人としては「個性」や「ネタ」として輝かせることができるので、そういう面を含めて、私にとっては芸人の世界が居心地のよい場所なんだと感じています。
 
これを読んでいるのは、看護師を目指す人がほとんどだと思いますが、自分が一番居心地いい場所が看護の世界なのか、改めてじっくりと考えてみるのもいいかもしれません。こういうことを言うと、教員の方々に叱られそうですけどね(笑)。

とにかく油断せず走り抜けてほしい

私が言っても説得力に欠けますが(笑)、とにかく油断せずに勉強してほしいなと思います。看護師国試の合格率はだいたい90%前後ですから、残りの10%は落ちてしまうんです!学内テストや模試の結果がよくても、10%に入ってしまう可能性がある、ということを忘れずに最後まで走りぬけてください。
 
私は残念ながら10%に入ってしまいましたが、ありがたいことにその年に准看護師として採用してもらえました。看護師の同期に混ざって働きましたが、当然、1人だけ給料も違いました。また、聞くところによると、不合格によって内定を取り消されて働くところがなくなった、という学生もいるみたいです。落ちると本当にみじめですよ。
 
それから、もう一つアドバイスがあります。もし方向転換をして別の仕事に就こうと思ったとしても、看護の知識と技術をちゃんと身につけてからがよいと私は思います。なぜなら、こういう仕事をしていると、よくテレビなどで見る「このなかにお医者さんか看護師さんはいませんか?」というシーンに遭遇するんですよ。最近だと、よしもとの養成所の合宿中に芸人が倒れたり、ライブ中にお客さんが倒れたりということがありました。えっ、そのとき私がどう対応したかって? いずれも、医療職の方が名乗り出てくださったので、私は倒れてしまった人のそばで献身的に寄り添ってましたよ(笑)。
 

 
オカリナさん、お忙しいなかありがとうございました!!
(メディックメディア編集部一同)
ーーーーーー
最新の『INFORMA for nurse2016-2017秋冬号』の著名人インタビューでは、蛯原英里さんをインタビュー!
熱心に勉強した看護学生時代からNICUでの看護師時代、そしてベビーマッサージとの出会いまで、たっぷりと語っていただいてます!
『INFORMA for nurse2016-2017秋冬号』はwebでも読めるから、是非チェックしてみてね!

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このことがきっかけで、医療に携わりたいと考えるようになったのですが、お世辞にも学力が高いとはいえなかったので、医師は難しいだろう、でも、看護師だったらがんばればなんとかなるんじゃないかと思って、看護の道に進むことを決めました。なので、人を助けたいとか、誰かの役に立ちたいというような高尚な動機があったわけではなく、あくまで「目の前の家族を助けたい」という思いに突き動かされた、という感じでした。

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あと、実習中は毎日、実習記録を書いて看護師さんの前で発表しますよね。当時の私は何を書けばいいのかわからず、目標欄に「がんばる」と書いて、実習指導者から厳しく指導されたこともありました(笑)。

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「まじめにやれば合格できるのに、なんで最初からちゃんとやらなかったんだろう?」と思いますけど、まぁ、人生ってそういうもんですよね(笑)。

教員に「看護師に向いていない」と言われた

話は前後しますが、こんなこともありました。私の勉強に対する甘い姿勢を見抜いていたのか、あるとき、学校の教員に「あなたは看護師に向いていない」と言われたんです。当時は、「看護師を目指してがんばっているのに、なんでそんなことを言われなきゃいけないの?」と憤ったことを覚えています。でも、看護師になって働いてみると、教員の言っていたことがわかるようになりました。
 
私はすごく人見知りで、他人に関心をもち、他人を思いやるということがうまくできない性格です。その点、友人を見ていて、「こういう人が看護師に向いているんだなぁ」と思うことがよくありました。人が好きなところとか、患者さんのために一生懸命に勉強するところとか。こういうご時世なので綺麗事ばかり言うのはよくないのかもしれませんが、看護師という仕事はやりがいがある反面、ハードで厳しい仕事でもあるので、やっぱり看護が好きだと言える人が就いたほうがいいんだろうなと思います。

芸人という場所が私には向いていた

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それから、もう一つアドバイスがあります。もし方向転換をして別の仕事に就こうと思ったとしても、看護の知識と技術をちゃんと身につけてからがよいと私は思います。なぜなら、こういう仕事をしていると、よくテレビなどで見る「このなかにお医者さんか看護師さんはいませんか?」というシーンに遭遇するんですよ。最近だと、よしもとの養成所の合宿中に芸人が倒れたり、ライブ中にお客さんが倒れたりということがありました。えっ、そのとき私がどう対応したかって? いずれも、医療職の方が名乗り出てくださったので、私は倒れてしまった人のそばで献身的に寄り添ってましたよ(笑)。
 

 
オカリナさん、お忙しいなかありがとうございました!!
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