*国試によくでるレビューブックコードTOP10*シリーズ
今回ご紹介するのは、TOP3の継続看護です。 2007年に超高齢社会となった日本は、医療費の増大に伴い、在宅医療を推進してきました。 そのため、近年は病院ー地域間での「切れ目のない医療」を実現するために、入院時から退院調整する病院が一般的になってきましたし、国家試験でも在宅看護分野に関する出題が増えてきました。
今回のテーマである「継続看護」は、一般問題のみならず状況設定問題でもよく出題されるため、実習で学んだことも思い出しながら、改めて整理しておきましょう。
〔退院支援〕 □① 退院支援とは、患者が適切な時期に病院を退院し、退院後も安全な療養が継続できるよう入院時から取り組む患者・家族への支援である。
□② 退院支援において、看護師は介護保険や福祉サービス、訪問看護などの必要な情報の提供、患者や家族の希望の聴取、療養環境の整備などを行う。
□③ 在宅療養へのスムーズな移行を行うためには、本人と家族の意向を確認し、家族の健康状態や介護力を評価し、自宅での環境と生活状況を考慮することが必要である。
□④ 早期の退院を実現するためには、要支援患者のスクリーニングやアセスメントを行い、退院計画を立てる必要がある。
□⑤ 在宅療養の実現を促す条件として、以下が挙げられる。
❶療養者の在宅療養に対する意思、介護者の存在、介護意欲がある。 ❷緊急時・急変時の連絡体制が確実なものであり、24時間対応の医療機関が 近域にある。 ❸在宅環境が整備され、療養者の安全・安楽が守られる。 ❹地域サービス(医療、保健、福祉等)が充実し、ケアコーディネーターの役割が存在する。
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●退院調整を行い在宅療養へ移行する際に確認するべき情報や、優先度の高い検討内容についてよく出題されている(19問中14問)。様々な患者・療養者の病状や家族の希望に応じた適切なアセスメントについて問われている。
他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2017』を確認しましょう!
退院調整部署と連携しながら、ある患者の退院支援を進めることになった。 病棟看護師が行う支援として最も適切なのはどれか。 1.経済問題への対応 2.患者の希望の聴取 3.介護保険制度の説明 4.在宅のケアプラン立案
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2017』でチェックしましょう。
Aさん(66歳、男性)は、脳出血で入院している。病状が安定し、自宅への退院の準備をすることになった。Aさんは、リハビリテーションと介護が必要な状態であるが、妻から「夫のために自宅を改修するので、すぐには自宅で介護できない」と相談があった。Aさんは妻と2人で暮らしている。 退院直後のAさんの生活の場として適切なのはどれか。 1.ケアハウス 2.グループホーム 3.介護老人福祉施設 4.介護老人保健施設
次回はTOP2「統合失調症」をご紹介します。
乞うご期待ください!!
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