前回のしくじり先輩Aさんは、「みんなも点数が悪いから、自分もやらなくていい」という思い込みで必修問題対策をせず、不合格になってしまいました。 受験生の得点に応じて合格ラインが変わる一般・状況設定問題と違って、必修問題では8割取れないと問答無用で不合格になってしまいます。
だから、国試合格のためには、まずは「あなた」が8割取らなくてはならないということでしたね。
とはいえ、必修問題の出題傾向を理解せずに、やみくもに勉強したり、好きな科目だけやっていても効果的ではありません。 必修問題には、必ずおさえておくべきポイントがあるのです。 今回はそのポイントをみていきましょう。
しくじり先輩Bさん
今回、Bさんが必修落ちしてしまったポイント…。 それはズバリ、「法律・統計をおざなりにしてしまった」ことです。
なぜなら、必修問題は出題科目に極端な偏りがあり、「基礎看護学」「健康支援と社会保障制度」で全体の50%もの配点があるからなんです。
※106回看護師国家試験では、法律・統計関連問題が12問出題されました。 合格ラインが8割の必修問題では、これらの問題をすべて間違うだけで即不合格になってしまいます。 たしかに、法律・統計は覚えなければならないことも多く、暗記科目として最後につめこみ学習するという先輩たちもたくさんいます。 ですが、あとまわしにすることと、おざなりにすることは違います。 「8割取らないと不合格」になってしまう必修問題において、配点が多い科目を軽くみれば、一気に必修落ちに近づいてしまうわけです。 とくに「健康支援と社会保障制度」のような暗記科目は、通学中や授業の合間など、ちょっとしたスキマ時間を活用して、少しずつ知識を増やしていくことをオススメします。
■その3 「過去問は、解かなくてもいいかな」(2018/1/11 更新)
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