看護ケアをしながら患者さんと会話するなど、日々のコミュニケーションはデータ収集の良い機会です。
日々のコミュニケーションと「面接」や「問診」との明確な区別はなく、いずれも患者さんの話に耳を傾けるという点で共通しています。しかし、データ収集のタイミングが少し異なるため、『看護がみえるvol.4 看護過程の展開(以下、看みえ④)』では分けて説明しています。看みえ④でいう「面接」は時間や場所を決めて行うインタビュー、「問診」はフィジカルアセスメントの際に身体的なデータ(自覚症状など)を得るために質問することを指しています。
図1(看みえ④p.71より)
患者さんの状態は常に変化しているため、日々のコミュニケーションでのデータ収集は重要です。さりげない会話のなかに、患者さんの本当の思いや重大な問題が隠れている場合もあります。様々なタイミングでデータ収集を行い、小さな変化も見逃さずにアセスメントに生かしましょう。
●データ収集のタイミング(ベッドサイドでのデータ収集の例あり)→p.76 ●「面接」「観察」「フィジカルアセスメント」の概要→p.72 ●面接について詳しく知りたい→p.73 ●フィジカルアセスメント・問診について詳しく知りたい→p.74
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