私の部署は、地区の妊産婦や母親、就学前までの子どもに関する地区担当業務や、乳幼児健診、心理相談といった事業担当業務を、保健師6人で行っています。 この1年で担当した業務を挙げると、こんな感じです。かなりたくさんの業務を経験させていただいたと思います。
例えば特定妊婦を担当した際は、4か月健診までの間、毎月訪問して様子をうかがい、会議に書類を提出するまでを行いました。
子育て支援者会議議事録作成、同行受診のケース記録作成、電話連絡、 翌日の準備 等
残業量は自治体や部署によって異なると思いますが、私の場合は、19~21時の間に帰宅することが多いです。家に帰ると、夕食づくりと次の日のお弁当の準備をします。その後は筋トレをしたりヨガをしたり、湯船にゆっくり浸かるなど、心身ともに休めるように過ごしています。仕事のことは一切考えません!
当初、研修が2週間の予定でしたが、緊急事態宣言が出たため1週間弱で終わり、すぐ実務に入りました。週2日は在宅勤務でマニュアルや資料を読み、そのほかの日は出勤して担当する業務を引き継ぎ、いきなり電話対応もしました。
もともと人の人生に関わる仕事をしたいという想いがありました。病気になった期間にだけかかわるのではなく、生活や家族に対してもアプローチしていきたいと思い、保健師を志そうと思いました。
思っていた以上に事務作業が多いこと、慢性的に業務量が多くてハイリスクアプローチを行うだけで精一杯であることです(携わる分野によって異なると思います)。
健診業務がある日は、午前中はこの業務で埋まってしまうので、午後に電話連絡や訪問を複数件こなし、翌日の業務の準備もしなくてはならず、業務が切迫することがあります。すべてのことを同じ重み付けでやっているととてもまわらないため、優先度をつけ、重要なことをピックアップして作業し、スピード感をもって取り組むことができるようになってきました。
年に数回ある要保護児童の進行管理会議は、数百件のケースを十数人で発表し合い、それぞれのケースについて、次の支援方針を組織的に判断する場となっています。 この協議会に参加すると、多種多様な背景をもつケース内容を聞くことができ、とても勉強になります。命にかかわるシビアなケースもありますが、自分の意見が小さなことでも支援方針に反映されると、保健師になったのだなと実感します。
自治体によって、業務の分担やスピード感が違います。どうやって自治体を選んだらいいか迷われている人が多いと思うのですが、まずはその自治体で働いている人にコンタクトをとって話を聞いてみるのがいいと思います。私の場合は、たまたま自治体と繋がりがあったので直接聞くことができたのですが、繋がりがなくても、メールを送って、お話を聞かせてもらえるようにお願いすると、きっと対応してくださると思いますよ!
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