【応援インタビュー】YouTuber関根理紗さん(前編)はこちら 後編では、超多忙だった看護師時代のエピソードから、関根さんが考える、今後の看護師としてのキャリアについて伺いました。 これから看護師になる看護学生さんへのメッセージ満載。読んだあとにはきっと気持ちが軽くなるはずです。 看護学生さんに向けたQ&Aコーナーも必見!
関根さん:一番最初の4~6月ごろがとにかく大変で、「死ぬ」って思いました。3日間も髪を洗えないときがあったんですよ(笑)。疲れすぎて、家に帰った記憶もなくて、でもハッと朝6時半に目が覚めて。どうにかシャワーだけ浴びるけど、頭を洗って乾かす時間がない。明日こそ洗おうと思うけど、また同じことが繰り返されて・・・。病院で洗おうかなって思いましたもん。練習ってことで、同期に洗髪してもらおうかなって。
関根さん:勤務に加えて、毎日課題をこなすことですね。課題を見てくれる先輩が夜勤だったりすると、先輩のラウンドが終わってからでないと見てもらえないから、1年目は帰れませんでした。課題を出されて、こなして・・・の繰り返しで、ゴールがなくて辛かった。でも、あの時期があったから、夜勤で独り立ちしたときに困らなかったんだなって思います。先輩たちが知識のベースを作ってくれたと感じます。7月に夜勤の独り立ちをしてからは割と先輩の目も離れるし、同期と「ウェーイ」ってなったのは、覚えてます。「解放されたね」って。
関根さん:先輩がインフルエンザで出勤できなくて、初めて土曜日に同期と2人で日勤になったんです。1年目ですよ?! 勤務表を見たとき「これ間違いですか?」って聞いちゃったくらい。その日は患者さんも多く、術後の方もいて、食事介助が必要な方もいて、めちゃくちゃ大変でした。緊張感が半端なかったです。「ここで不測の事態が起きたら、私たち2人でひとつも対応できない!」って。いま思うとすごく初々しかったですけど、「記録できてる?」「食介できてる?」みたいに逐一同期と報告し合いながらやっていました。無事にその日勤が終わったあと、2人でご飯を食べて帰りました。「今日うちら頑張ったね!」って。同期とのなぐさめあい。大事です。
関根さん:消化器の病棟に勤めていたので、胆石をとる患者さんが結構いたんです。ものすごい量の胆石がでてくる患者さんがいるんですよね。不謹慎かもしれませんが、「タピオカぐらいあるじゃん!」って思ってしまいました(笑)。ある日、胆石をとった患者さんが、自分の胆石を入れ物に入れて病棟に持って帰ってきたんです。カラカラカラって。「その胆石どうするんですか?」って聞いたら、「記念にブレスレットにしようかな」って(笑)。意外とみんな誇らしく、「これ俺の石だぜ」って見せてくるので、面白いなって思っていました。
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