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【助産学生直伝!#3】地獄の学生生活から助産国試までをうまく乗り越えるコツ

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【助産学生直伝!#3】地獄の学生生活から助産国試までをうまく乗り越えるコツ
お知らせ
2022.04.25
  助産学生のぴのです!
Instagram:@st._.pinoで主に看護学生、助産学生に向けた発信をしています。
3回目の今回は、助産学生の1年間について書いていきたいと思います。
大まかな年間スケジュールから、授業、実習、国家試験のことまで!
助産学生の生活をイメージしてもらえるようがんばります!

 

前回の記事はコチラ

5.1年間のスケジュール_想像していたよりも楽しい1年間

わたしの通っていた助産師学校の1年間のスケジュールをざっくりご紹介します。


このように、授業メインの月と実習メインの月で分かれていました。

このほかにも、母親学級という主に妊婦さんとパートナー向けのクラスを学生が企画・開催したり、外部講師を招いて特別授業を受けたり、とイベントもありました。
これにプラスしてレポートを書いたり、国家試験の勉強をしたり……ずっと何かに追われている1年間でした(笑)。

それでも、わたしを含め、同級生にもバイトをしている人はいましたし、休みの日は遊びに出かけることもできました。息抜きする時間もあったので、入学前に想像していたよりも楽しく過ごすことができたように感じています。踏ん張りどころも何度かありましたが、同級生と支えあって一緒に乗り越えることができました!

 

6.実習、授業――上手に手を抜いて乗り越える

皆さんが気になっているであろう、実習や授業について少し書いていこうと思います。
これは学校によって違うと思うので、ぜひ受験を考えている学校のオープンキャンパス等の機会で詳しく聞いてみてください。

わたしの通っていた学校の例をお話しします。

まず、実習の種類は次のようなイメージです。
 

だいたいこのようなラインナップだと思います。
学校によって、これらの実習をほぼ1つの病院で行うところと、複数の病院で行うところがあります。助産院の実習も1か月以上だったり、5日間だけだったりと、期間にも差があります。
そして、この1つひとつの実習に、看護学生のときとは比べ物にならないくらいの膨大な記録があります(笑)。初めて記録類をもらったときは、驚くというよりも、もう笑ってしまいました。

でも、なんとかなります。書くのが苦手で不安な方もいると思いますが、みんなこれを乗り越えて助産師になっています。同級生と協力したり、手を抜いていいところは抜いたり、ちょっとズルしたり(笑)。ときには先生に頭を下げることもあったりしたけれど、無事卒業できました。
 
また、授業は結構楽しいと思います。正直、看護学生のときはまったく興味の湧かない授業もありました。でも助産師学校ではほぼ周産期にかかわることしか勉強しないので、興味のある授業ばかりで、1回も寝ることがなかったんです(看護学生のときは寝てばかりでした、先生ごめんなさい)。

COVID-19の影響で演習は例年よりも少なく、リモート授業が多くてなかなか顔を合わせられなかったのですが、それでも同級生みんなと仲良くなることができました。やっぱり同じ夢を持って苦楽をともにした仲間の絆は深いです!一生付き合っていきたいと思える友達がたくさんできました。
実習も授業も大変な毎日ですが、全部に全力すぎると倒れてしまいます。コツは、うまく手を抜くこと。適当にやるということではなく、優先順位を考えて、「この課題にはそれほど時間をかけずにパパっとやった方が良いな」とか、「この分野は特に大事だから時間をかけてじっくりやろう」など判断をして、上手に時間を使うということです。
それができれば、助産学生としての時間がより楽しくなると思います!
 

7.国家試験――年明けスタートでも大丈夫?

助産師国家試験の勉強を本格的にはじめたのは年明けの1月でした。

1年課程だと特に国家試験の勉強時間を取るのは難しいと思います。12月頃からコツコツがんばっている同級生もいましたが、わたしはサボってたので最後に詰め込みました。

でも、間に合います!

というのも1年間授業を受けて、実習で現場を見て学んで、それを復習して…の毎日なので、自分でも気付かぬうちにかなりの知識が頭に入っています。入っていないとそもそも実習ができないので、嫌でも頭の中には国家試験で問われる知識が詰め込まれている状態です。なので、年明けから勉強を初めても、0からのスタートではないのでそこまで苦しくはなかったです。

ただ、早い段階でどのような問題が出るのか、形式などを知っておくことは大切。おそらく学校で模擬試験を受験すると思うので、ざっくりと国家試験での問われ方を理解しておきましょう。
 
わたしが国家試験対策で使用したのは、主にこの4つです。

①助産師国家試験過去問集
②教科書
③産婦人科診療ガイドライン
④『病気がみえる』

過去問を解きながら、わからないところを調べていく流れで勉強していました。学校の授業プリントも活用したり、教科書にも『病気がみえる』にも載っていないものはほかの参考書で調べたりもしましたが、使ったのはほぼこの4つのみでした。周りの同級生もあまり多くの参考書は使っていなかったように思います。


特に疾患の勉強をするときに重宝していた『病気がみえる』。機序からわかりやすく記載されていて、イラストも記憶に残りやすく、何度も何度も開きながら勉強しました
 
使った教材は少ないですが、その代わり過去問集は1ヶ月で4~5周くらいしました。助産学校受験の勉強法にも書きましたが、これ!と決めた1冊を極めるつもりで勉強するのがオススメです!
 
次回、第4回では助産学生の1年間を終えて今目指している助産師像、そして後輩のみなさんに向け進路についてわたしなりのアドバイスを書いていきます。

将来どんな助産師になりたいかよくわからない……
まだ助産師の道に進むか迷っている……

という方にも、ぜひ読んでほしいです。

【助産学生直伝!#4】可能性は無限大!?今のわたしが目指す助産師像

ぜひ、最後までお付き合いください。
 

助産学生直伝!ほかの記事はコチラ

 

 

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前回の記事はコチラ

5.1年間のスケジュール_想像していたよりも楽しい1年間

わたしの通っていた助産師学校の1年間のスケジュールをざっくりご紹介します。


このように、授業メインの月と実習メインの月で分かれていました。

このほかにも、母親学級という主に妊婦さんとパートナー向けのクラスを学生が企画・開催したり、外部講師を招いて特別授業を受けたり、とイベントもありました。
これにプラスしてレポートを書いたり、国家試験の勉強をしたり……ずっと何かに追われている1年間でした(笑)。

それでも、わたしを含め、同級生にもバイトをしている人はいましたし、休みの日は遊びに出かけることもできました。息抜きする時間もあったので、入学前に想像していたよりも楽しく過ごすことができたように感じています。踏ん張りどころも何度かありましたが、同級生と支えあって一緒に乗り越えることができました!

 

6.実習、授業――上手に手を抜いて乗り越える

皆さんが気になっているであろう、実習や授業について少し書いていこうと思います。
これは学校によって違うと思うので、ぜひ受験を考えている学校のオープンキャンパス等の機会で詳しく聞いてみてください。

わたしの通っていた学校の例をお話しします。

まず、実習の種類は次のようなイメージです。
 

だいたいこのようなラインナップだと思います。
学校によって、これらの実習をほぼ1つの病院で行うところと、複数の病院で行うところがあります。助産院の実習も1か月以上だったり、5日間だけだったりと、期間にも差があります。
そして、この1つひとつの実習に、看護学生のときとは比べ物にならないくらいの膨大な記録があります(笑)。初めて記録類をもらったときは、驚くというよりも、もう笑ってしまいました。

でも、なんとかなります。書くのが苦手で不安な方もいると思いますが、みんなこれを乗り越えて助産師になっています。同級生と協力したり、手を抜いていいところは抜いたり、ちょっとズルしたり(笑)。ときには先生に頭を下げることもあったりしたけれど、無事卒業できました。
 
また、授業は結構楽しいと思います。正直、看護学生のときはまったく興味の湧かない授業もありました。でも助産師学校ではほぼ周産期にかかわることしか勉強しないので、興味のある授業ばかりで、1回も寝ることがなかったんです(看護学生のときは寝てばかりでした、先生ごめんなさい)。

COVID-19の影響で演習は例年よりも少なく、リモート授業が多くてなかなか顔を合わせられなかったのですが、それでも同級生みんなと仲良くなることができました。やっぱり同じ夢を持って苦楽をともにした仲間の絆は深いです!一生付き合っていきたいと思える友達がたくさんできました。
実習も授業も大変な毎日ですが、全部に全力すぎると倒れてしまいます。コツは、うまく手を抜くこと。適当にやるということではなく、優先順位を考えて、「この課題にはそれほど時間をかけずにパパっとやった方が良いな」とか、「この分野は特に大事だから時間をかけてじっくりやろう」など判断をして、上手に時間を使うということです。
それができれば、助産学生としての時間がより楽しくなると思います!
 

7.国家試験――年明けスタートでも大丈夫?

助産師国家試験の勉強を本格的にはじめたのは年明けの1月でした。

1年課程だと特に国家試験の勉強時間を取るのは難しいと思います。12月頃からコツコツがんばっている同級生もいましたが、わたしはサボってたので最後に詰め込みました。

でも、間に合います!

というのも1年間授業を受けて、実習で現場を見て学んで、それを復習して…の毎日なので、自分でも気付かぬうちにかなりの知識が頭に入っています。入っていないとそもそも実習ができないので、嫌でも頭の中には国家試験で問われる知識が詰め込まれている状態です。なので、年明けから勉強を初めても、0からのスタートではないのでそこまで苦しくはなかったです。

ただ、早い段階でどのような問題が出るのか、形式などを知っておくことは大切。おそらく学校で模擬試験を受験すると思うので、ざっくりと国家試験での問われ方を理解しておきましょう。
 
わたしが国家試験対策で使用したのは、主にこの4つです。

①助産師国家試験過去問集
②教科書
③産婦人科診療ガイドライン
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過去問を解きながら、わからないところを調べていく流れで勉強していました。学校の授業プリントも活用したり、教科書にも『病気がみえる』にも載っていないものはほかの参考書で調べたりもしましたが、使ったのはほぼこの4つのみでした。周りの同級生もあまり多くの参考書は使っていなかったように思います。


特に疾患の勉強をするときに重宝していた『病気がみえる』。機序からわかりやすく記載されていて、イラストも記憶に残りやすく、何度も何度も開きながら勉強しました
 
使った教材は少ないですが、その代わり過去問集は1ヶ月で4~5周くらいしました。助産学校受験の勉強法にも書きましたが、これ!と決めた1冊を極めるつもりで勉強するのがオススメです!
 
次回、第4回では助産学生の1年間を終えて今目指している助産師像、そして後輩のみなさんに向け進路についてわたしなりのアドバイスを書いていきます。

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