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【第106回看護師国試】国試対策 はじめの”4歩”

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【第106回看護師国試】国試対策 はじめの”4歩”
国試対策
2016.12.19

 
国試対策とは……。教科書を端から端まで覚えること、ではありません。
いろんな参考書を買ってガムシャラに勉強すること、でもありません。
では、国試対策とは何なのか、どう進めればよいのかを4ステップで紹介します。

 

【1歩目】国試の全体像を知ろう!

突然ですが、知人にプレゼントをするとき、どうやって選びますか? ほとんどの人は「贈る相手が喜んでくれるか」を考えますよね? 実はコレ、国試対策でも同じです。受け取る人(国試)の好み(出題分野)行動パターン(出題傾向)を知ることで、初めてプレゼント(学習)に価値が生まれるのです。

表1を見てみましょう。この表は、第99~105回看護師国試(※)の1,920問(2,400点)を分野別に集計・分析した配点数ランキングです。
※第103回追試を含む全8回。出題基準が大幅に見直された第99回以降を集計対象にしています

 
たとえば、1位の基礎看護学では、以下のようなことがわかります。

  • 300点満点のうち、31.9点分の出題(必修:13.6点、一般:14.6点、状況3.7点)がある
  • 国試全体の10.7%を占めている
  • 必修問題と一般問題でよく問われている
  • 最も問われているのは、褥瘡(15点、国試1回あたり約2点)

 
この調子で、各分野の傾向をつかんでいきましょう。「この分野は、●点分出題されるからがんばらないと!」「1問2点の状況設定問題で出題されやすいから得点源になりそう」と、これから始める国試対策のモチベーションになるはずです。

【2歩目】「得点につながる勉強」をしよう

各分野の出題割合や特徴はおさえられましたか? では次に、「どこを勉強するか」を考えていきましょう。
結論から言うと、出題されやすいところを中心に勉強することです。例を挙げてみましょう。

どうでしょうか。いずれも極端な例ですが、勉強の量だけでなく質も大事ということがわかったと思います。つまり、同じ勉強時間でも、「どこを勉強するか」で得点が変わってくる、もっと言うと、「どこを勉強するか」で合格の可能性が変動する、ということです。

上記のような”MOTTAINAI勉強”をしないためにも、表1を印刷して『レビューブック』『クエスチョン・バンク』などの目につく場所に貼って、効率よく学習を進めましょう。

【3歩目】「必修40点、一般/状況170点」をゴールに

ここまで読むと、「優先して勉強すべき分野はわかったけれど、どれくらい勉強すればいいの?」という疑問が出てきますよね。過去の国試を踏まえると、「必修40点、一般/状況170点」が合格ラインと考えられます。

この合格ラインに到達するために、「どの分野から何点出題されるから、そのうち何点ずつ得点できるようにしよう」ということを意識して、学習を進めましょう。

【4歩目】配点TOP3をおさえよう

国試の全貌がなんとなく見えてきたでしょうか? 最後に、国家試験の配点ランキングTOP3を紹介します。よく出題されるということは、捨てたら落ちる科目とも言えますので、必ず学習しておきましょう。
 
第1位 基礎看護学(31.9点/300点)
第2位 健康支援と社会保障制度(27.5点/300点)
第3位 母性看護学(24.5点/300点)
 
各分野の詳細なレポートは、「【看護師国試】分野別の配点TOP3」をご覧ください。
 
 


※本記事は、弊社発行の無料情報誌『INFORMA 2016-2017秋冬版』から転載・引用しています。

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【第106回看護師国試】国試対策 はじめの”4歩”

国試対策
2016.12.19

 
国試対策とは……。教科書を端から端まで覚えること、ではありません。
いろんな参考書を買ってガムシャラに勉強すること、でもありません。
では、国試対策とは何なのか、どう進めればよいのかを4ステップで紹介します。

 

【1歩目】国試の全体像を知ろう!

突然ですが、知人にプレゼントをするとき、どうやって選びますか? ほとんどの人は「贈る相手が喜んでくれるか」を考えますよね? 実はコレ、国試対策でも同じです。受け取る人(国試)の好み(出題分野)行動パターン(出題傾向)を知ることで、初めてプレゼント(学習)に価値が生まれるのです。

表1を見てみましょう。この表は、第99~105回看護師国試(※)の1,920問(2,400点)を分野別に集計・分析した配点数ランキングです。
※第103回追試を含む全8回。出題基準が大幅に見直された第99回以降を集計対象にしています

 
たとえば、1位の基礎看護学では、以下のようなことがわかります。

  • 300点満点のうち、31.9点分の出題(必修:13.6点、一般:14.6点、状況3.7点)がある
  • 国試全体の10.7%を占めている
  • 必修問題と一般問題でよく問われている
  • 最も問われているのは、褥瘡(15点、国試1回あたり約2点)

 
この調子で、各分野の傾向をつかんでいきましょう。「この分野は、●点分出題されるからがんばらないと!」「1問2点の状況設定問題で出題されやすいから得点源になりそう」と、これから始める国試対策のモチベーションになるはずです。

【2歩目】「得点につながる勉強」をしよう

各分野の出題割合や特徴はおさえられましたか? では次に、「どこを勉強するか」を考えていきましょう。
結論から言うと、出題されやすいところを中心に勉強することです。例を挙げてみましょう。

どうでしょうか。いずれも極端な例ですが、勉強の量だけでなく質も大事ということがわかったと思います。つまり、同じ勉強時間でも、「どこを勉強するか」で得点が変わってくる、もっと言うと、「どこを勉強するか」で合格の可能性が変動する、ということです。

上記のような”MOTTAINAI勉強”をしないためにも、表1を印刷して『レビューブック』『クエスチョン・バンク』などの目につく場所に貼って、効率よく学習を進めましょう。

【3歩目】「必修40点、一般/状況170点」をゴールに

ここまで読むと、「優先して勉強すべき分野はわかったけれど、どれくらい勉強すればいいの?」という疑問が出てきますよね。過去の国試を踏まえると、「必修40点、一般/状況170点」が合格ラインと考えられます。

この合格ラインに到達するために、「どの分野から何点出題されるから、そのうち何点ずつ得点できるようにしよう」ということを意識して、学習を進めましょう。

【4歩目】配点TOP3をおさえよう

国試の全貌がなんとなく見えてきたでしょうか? 最後に、国家試験の配点ランキングTOP3を紹介します。よく出題されるということは、捨てたら落ちる科目とも言えますので、必ず学習しておきましょう。
 
第1位 基礎看護学(31.9点/300点)
第2位 健康支援と社会保障制度(27.5点/300点)
第3位 母性看護学(24.5点/300点)
 
各分野の詳細なレポートは、「【看護師国試】分野別の配点TOP3」をご覧ください。
 
 


※本記事は、弊社発行の無料情報誌『INFORMA 2016-2017秋冬版』から転載・引用しています。

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