最近の国試の動向や新出題基準などをみて、押さえておきたいキーワードをメディックメディア編集部でピックアップしました!
PDFを印刷してもよし、手書きでふせんにかいてもよし、自分なりにアレンジして、『レビューブック』に追加しよう!
キーワード
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自分の『レビューブック』を開いて、キーワードを付け足しておきましょう!
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基礎看護学
- ADLはIADL (手段的日常生活動作)とBADL (基本的日常生活動作)に分類できる。
IADLとは買い物、洗濯、電話、服薬管理など、道具を用いるやや複雑な動作を指す。BADLとは食事、排泄、入浴、整容など、基本的欲求を満たす身の回りの動作を指す。
成人看護学
- エンド・オブ・ライフ・ケアとは、疾患や老化などによって人が人生を終えようとする時期に必要とされるケアと考えられている。
▼エンド・オブ・ライフ・ケアの特徴
● その人のライフ(生活、人生)に焦点を当てる。
● 本人あるいは家族や医療スタッフが死を意識した頃から始まる。
● 最期までQOLを最大限に保ち、その人にとってのよい死を迎えられるよう
にすることを目標とする。
● 疾患を限定しない。
● 高齢者も対象とする。
● 患者の症状に対する思いや症状が患者の生活に与えている影響を理解する。
● 症状アセスメントは継続的に行う。
● 治療にケアを取り入れ、症状緩和をする。
G章 血液・造血器疾患
- A・B 抗原以外の赤血球抗原(D抗原)に対する抗体を不規則抗体と呼ぶ。
生まれつき保有している場合や妊娠、輸血などによって後天的に獲得する。
場合がある。
H章 感染症
- 1歳未満の乳児がハチミツを摂取することによってボツリヌス菌感染を引き起こす可能性がある
J章 脳・神経疾患
- バレー徴候は上位運動ニューロン障害(錐体路障害)による片側性の軽い運動麻痺がある場合に現れる徴候である。脳血管障害が原因のことが多い。片側の上肢が回内しながら、ゆっくりと下降した場合、上肢のバレー徴候陽性で、その側に軽い運動麻痺があることを示す。
老年看護学
- 加齢にともなうライフサイクル上の発達課題(喪失など)に適応しながら、望ましい心身機能や生活機能(自立度)を保持し、自分の人生に対して納得している状態である。
- 問題解決型思考:疾患・障害により対象者の自立的な生活を阻害している要因を除去し、健康問題を解決していくプロセスで、標準的な検査・治療や急性増悪に伴う健康問題の解決を目指すときに
向いているといわれている。
目標志向型思考:患者本人が「こうなりたい」と思うことを目標に据え、患者が生活の主体者として日常生活において可能な限り自立的な生き方ができるよう、看護職が支援し、働きかける。。
- 睡眠薬を用いる場合、効果が持続し、翌日まで眠気、ふらつき、頭痛などの症状が出現することがある。これを持ち越し効果といい、高齢者ほど出現しやすいため注意する。
母性看護学
- 性同一性障害:自己の生物学的な性(セックス)に対して、不快感や違和感をもつことである。
性分化疾患:性の分化は、遺伝により性腺の性が決定され、それに従って外性器の性が決定される。性分化疾患とは、このプロセスのどこかが非定型的である状態を指す。
- 副乳とは、ヒトの発生時の乳腺組織が残存したものである。産褥直後に腫大し、圧痛を伴うことがあるので、その際は冷罨法で乳汁の生成を停止させる。
- 呼吸窮迫症候群(RDS):RDS では肺サーファクタントの欠乏のため肺胞が虚脱し、ガス交換が障害される。生後数時間以内に呻吟、チアノーゼ、多呼吸、陥没呼吸のような呼吸窮迫症状が出現する。
胎便吸引症候群(MAS):さまざまな原因で胎児が低酸素状態にさらされると、胎児は胎内で羊水中に便を排泄する。低酸素状態の胎児は、あえぎ呼吸となるため、胎便が混入した羊水を気道内に吸引してしまう。MASの児では、呼吸窮迫症状、チアノーゼ、羊水混濁などが出現する。
新生児一過性多呼吸(TTN):出生前の肺胞内肺液の吸収遅延により、生後に一回換気量が低下し、多呼吸となる。新生児呼吸障害のうち最も頻度が高く、症状は軽度であることが多い。
無呼吸発作:20 秒以上の呼吸停止、またはそれ以下でチアノーゼや徐脈を伴う呼吸休止を無呼吸発作という。原因は多岐にわたるが、呼吸中枢機能の未熟性によるものが最も多い。
精神看護学
- レジリエンスとは、その人自身がもつ、逆境を経験しても精神的に回復できる力のことである。
在宅看護論
- 地域包括ケアシステムとは、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、以下の5つの要素が一体的に提供されるシステムである。
①医療・看護
②介護・リハビリテーション
③保健・福祉
④ 介護予防・生活支援
⑤ 住まいと住まい方
看護の統合と実践
- 在外日本人:国外に在留する日本人(在外日本人)は約133.8 万人で、増加傾向にある(外務省:平成29 年海外在留邦人数調査統計)。地域別にみると北米に居住する日本人が最も多く、全体の約37%を占める。
在日外国人:日本に在留する外国人は約238万人である。言語や医療システムの違いにより、受診が遅れることがある。(法務省:平成28年末現在における在留外国人数について)
訪日外国人:日本に入国する外国人旅行者(訪日外国人)は約2,404万人であり、約3 %が病気やけがを体験したとされる。
健康支援と社会保障制度
- 日本に住民票を有するすべての人に12 桁(法人は13 桁)のマイナンバー(個人番号)を割り振るもの。社会保障分野では、年金、医療保険、介護保険、福祉、労働保険の手続きの際にマイナンバーが活用される。
- 正式名称は『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』。行政機関や事業者による障害を理由とする不当な差別的取り扱いを禁止している。