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【115回看護師国家試験】よく出る分野TOP3とその対策

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【115回看護師国家試験】よく出る分野TOP3とその対策
国試対策
新着 2025.09.22

 

国試対策はじめの “3歩”」では、「QBシリーズ(『クエスチョン・バンク看護師国家試験問題解説』『クエスチョン・バンクSelect必修看護師国家試験問題解説』)」3周して、問題の解説を理解することが必要というお話をしました。

 

看護師国家試験には出題基準があり、その範囲内から出題されます。項目が大・中・小とあるのですが、小項目単位で2000近くもあります。
しかし、安心してください。すべての範囲を満遍なくやる必要はありません。出題される項目にはかなり偏りがあるためです。「QBシリーズ」はそれを考慮した構成になってはいますが、頻出の分野・項目を皆さんも把握していれば、どこからはじめるか、どの順番で進めるかといった進め方の参考になると思います。

 

過去10年の国家試験問題を26分野に振り分け、平均するとそれぞれ300点満点中何点分出題されているかを分析した結果がこちらです。

  1. 第1位:健康支援と社会保障制度 32.7点
  2. 第2位:基礎看護学 32点
  3. 第3位:母性看護学 15.6点
  4. 第4位:成人看護学総論 15.4点
  5. 第5位:小児看護学 14.8点

6位~26位のランキングは以下の記事よりご覧いただけます!
【第115回看護師国家試験】国試によくでる分野とレビューブックコードTOP10!

 

この記事では、この中の上位3分野(健康支援と社会保障制度、基礎看護学、母性看護学)どのようなテーマが問われているかその対策を詳しく見ていきます。

 


なお、以下の出題テーマは「レビューブックコード」(レビューブックの目次のこと)を記載しています。「レビューブックコード」の説明は、『レビューブックコードってなに?』をご覧ください!

第1位 健康支援と社会保障制度(32.7点)

捨てたら落ちる! 最重要科目その1

「健康支援と社会保障制度」は、国試300点中32.7点(配点の10.9%)を占める最重要科目。さらに、この内11点分が必修問題で出題されています。
必修問題は40/50点が合格ラインなので健康支援と社会保障制度の学習をおろそかにすると、その時点で不合格になってしまいます。
以下の表は、健康支援と社会保障制度分野の出題テーマ(レビューブックコード)を10年で出題された問題数順に上位から並べたものです。

この分野は、介護保険制度の概要精神保健福祉法医療法などの法律・制度、統計といった暗記テーマがずらりと並びます。
特に、介護保険制度の概要は毎年出題されているので、必ず学習しておきましょう。
覚えてしまえば得点できる科目ですが、逆に言えば、覚えなければ得点できないうえに範囲も広いので、後回しにせず少しずつ学習を進めることをオススメします。

 

また、最新年度版の資料・参考書で学習するということも覚えておいてください。例えば、平成26年に『難病の患者に対する医療等に関する法律』という法律が施行され、難病に関する制度が大きく変わってきています。せっかく覚えたのに古い情報だった、ということにならないよう気をつけてください。

第2位 基礎看護学(32点)

国試合格に必須!最重要科目その2

頻出分野の第2位は基礎看護学。国試300点中32.0点(10.7%)と配点が高く、必修問題では12.3点分と健康支援と社会保障制度よりも多く出題されているため、こちらも“捨てたら落ちる分野”といえます。
頻出テーマの表をみていきましょう。

“基礎” という名のとおり、授業や実習で学んだ基本的な内容が出題されるので、正答率が90%を超える問題が多くなっています。
この分野の頻出テーマは、看護過程、褥瘡、フィジカルアセスメントなど、看護の基礎となる知識や考え方であるといえます。
基礎的かつ他の科目の土台となる内容であるため、早めに得意分野にしておくことで基礎固めとなり、別分野の学習もスムーズに進みます。

第3位 母性看護学(15.6点)

アセスメント力も問われる?!重要科目

頻出科目の第3位には、母性看護学がランクイン。
この分野が先ほどの2分野と大きく異なるのは、状況設定問題で多く出題されている点です。状況設定問題は1問2点(必修・一般問題は1問1点)なので、得点源として活用できる分野です。

頻出テーマは、「新生児の定義と特徴」。新生児の生理的特徴など基本的な問題も出題されている一方で、バイタルサインや身体的・生理的特徴、哺乳状況などから、正常からの逸脱の有無をアセスメントする応用力も問われています。生理的体重減少については、計算問題も出題されているため、計算式を復習しておきましょう。

 

状況設定問題の特徴は、なんといっても問題文が長いこと。
長文形式の問題では、問題文の中から解答に必要な情報を読み取る必要があります。
そのため、『クエスチョン・バンク』状況設定問題の過去問を繰り返し解くことが重要です。
また、長文を読むのが苦手な人向けに、『クエスチョン・バンク』には「長文問題対策のキホン」という記事を掲載しています。

状況設定問題を解くための基本的なポイントをまとめているので、ぜひ読んでみてください!

 

 

 

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【115回看護師国家試験】よく出る分野TOP3とその対策

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新着 2025.09.22

 

国試対策はじめの “3歩”」では、「QBシリーズ(『クエスチョン・バンク看護師国家試験問題解説』『クエスチョン・バンクSelect必修看護師国家試験問題解説』)」3周して、問題の解説を理解することが必要というお話をしました。

 

看護師国家試験には出題基準があり、その範囲内から出題されます。項目が大・中・小とあるのですが、小項目単位で2000近くもあります。
しかし、安心してください。すべての範囲を満遍なくやる必要はありません。出題される項目にはかなり偏りがあるためです。「QBシリーズ」はそれを考慮した構成になってはいますが、頻出の分野・項目を皆さんも把握していれば、どこからはじめるか、どの順番で進めるかといった進め方の参考になると思います。

 

過去10年の国家試験問題を26分野に振り分け、平均するとそれぞれ300点満点中何点分出題されているかを分析した結果がこちらです。

  1. 第1位:健康支援と社会保障制度 32.7点
  2. 第2位:基礎看護学 32点
  3. 第3位:母性看護学 15.6点
  4. 第4位:成人看護学総論 15.4点
  5. 第5位:小児看護学 14.8点

6位~26位のランキングは以下の記事よりご覧いただけます!
【第115回看護師国家試験】国試によくでる分野とレビューブックコードTOP10!

 

この記事では、この中の上位3分野(健康支援と社会保障制度、基礎看護学、母性看護学)どのようなテーマが問われているかその対策を詳しく見ていきます。

 


なお、以下の出題テーマは「レビューブックコード」(レビューブックの目次のこと)を記載しています。「レビューブックコード」の説明は、『レビューブックコードってなに?』をご覧ください!

第1位 健康支援と社会保障制度(32.7点)

捨てたら落ちる! 最重要科目その1

「健康支援と社会保障制度」は、国試300点中32.7点(配点の10.9%)を占める最重要科目。さらに、この内11点分が必修問題で出題されています。
必修問題は40/50点が合格ラインなので健康支援と社会保障制度の学習をおろそかにすると、その時点で不合格になってしまいます。
以下の表は、健康支援と社会保障制度分野の出題テーマ(レビューブックコード)を10年で出題された問題数順に上位から並べたものです。

この分野は、介護保険制度の概要精神保健福祉法医療法などの法律・制度、統計といった暗記テーマがずらりと並びます。
特に、介護保険制度の概要は毎年出題されているので、必ず学習しておきましょう。
覚えてしまえば得点できる科目ですが、逆に言えば、覚えなければ得点できないうえに範囲も広いので、後回しにせず少しずつ学習を進めることをオススメします。

 

また、最新年度版の資料・参考書で学習するということも覚えておいてください。例えば、平成26年に『難病の患者に対する医療等に関する法律』という法律が施行され、難病に関する制度が大きく変わってきています。せっかく覚えたのに古い情報だった、ということにならないよう気をつけてください。

第2位 基礎看護学(32点)

国試合格に必須!最重要科目その2

頻出分野の第2位は基礎看護学。国試300点中32.0点(10.7%)と配点が高く、必修問題では12.3点分と健康支援と社会保障制度よりも多く出題されているため、こちらも“捨てたら落ちる分野”といえます。
頻出テーマの表をみていきましょう。

“基礎” という名のとおり、授業や実習で学んだ基本的な内容が出題されるので、正答率が90%を超える問題が多くなっています。
この分野の頻出テーマは、看護過程、褥瘡、フィジカルアセスメントなど、看護の基礎となる知識や考え方であるといえます。
基礎的かつ他の科目の土台となる内容であるため、早めに得意分野にしておくことで基礎固めとなり、別分野の学習もスムーズに進みます。

第3位 母性看護学(15.6点)

アセスメント力も問われる?!重要科目

頻出科目の第3位には、母性看護学がランクイン。
この分野が先ほどの2分野と大きく異なるのは、状況設定問題で多く出題されている点です。状況設定問題は1問2点(必修・一般問題は1問1点)なので、得点源として活用できる分野です。

頻出テーマは、「新生児の定義と特徴」。新生児の生理的特徴など基本的な問題も出題されている一方で、バイタルサインや身体的・生理的特徴、哺乳状況などから、正常からの逸脱の有無をアセスメントする応用力も問われています。生理的体重減少については、計算問題も出題されているため、計算式を復習しておきましょう。

 

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そのため、『クエスチョン・バンク』状況設定問題の過去問を繰り返し解くことが重要です。
また、長文を読むのが苦手な人向けに、『クエスチョン・バンク』には「長文問題対策のキホン」という記事を掲載しています。

状況設定問題を解くための基本的なポイントをまとめているので、ぜひ読んでみてください!

 

 

 

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