突然ですが、知人にプレゼントをするとき、どうやって選びますか? ほとんどの人は「贈る相手が喜んでくれるか」を考えますよね? 実はコレ、国試対策でも同じです。受け取る人(国試)の好み(出題分野)や行動パターン(出題傾向)を知ることで、初めてプレゼント(学習)に価値が生まれるのです。 表1を見てみましょう。この表は、第99~106回看護師国試(※)の2,160問(2,700点)を分野別に集計・分析した配点数ランキングです。 ※第103回追試を含む全9回。出題基準が大幅に見直された第99回以降を集計対象にしています
* 『レビューブック』および『クエスチョン・バンク』の章 ※小数点第2位を四捨五入しているため、合計値が合わない箇所がございます。予めご了承ください。 たとえば、1位の基礎看護学では、以下のようなことがわかります。
この調子で、各分野の傾向をつかんでいきましょう。「この分野は、●点分出題されるからがんばらないと!」「1問2点の状況設定問題で出題されやすいから得点源になりそう」と、これから始める国試対策のモチベーションになるはずです。
各分野の出題割合や特徴はおさえられましたか? では次に、「どこを勉強するか」を考えていきましょう。 結論から言うと、出題されやすいところを中心に勉強することです。当たり前のことではありますが、とても重要な考え方です。
どうでしょうか。いずれも極端な例ですが、勉強の量だけでなく質も大事ということがわかったと思います。つまり、同じ勉強時間でも、「どこを勉強するか」で得点が変わってくる、もっと言うと、「どこを勉強するか」で合格の可能性が変動する、ということです。 上記のような”MOTTAINAI勉強”をしないためにも、表1を印刷して『レビューブック』や『クエスチョン・バンク』などの目につく場所に貼って、効率よく学習を進めましょう。
ここまで読むと、「優先して勉強すべき分野はわかったけれど、どれくらい勉強すればいいの?」という疑問が出てきますよね。過去の国試を踏まえると、「必修40点、一般/状況170点」が合格ラインと考えられます。
この合格ラインに到達するために、「どの分野から何点出題されるから、そのうち何点ずつ得点できるようにしよう」ということを意識して、学習を進めましょう。
国試の全貌がなんとなく見えてきたでしょうか? 最後に、国家試験の配点ランキングTOP3を紹介します。よく出題されるということは、捨てたら落ちる科目とも言えますので、必ず学習しておきましょう。 第1位 基礎看護学(32.2点/300点) 第2位 健康支援と社会保障制度(27.8点/300点) 第3位 母性看護学(24.6点/300点) 各分野の詳細なレポートは、「【第107回看護師国試】よく出る分野 TOP3」をご覧ください。
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