看護師国試の基本情報からボーダーライン、合格へのポイントまで、ラストスパートの前に知っておきたい情報をまとめました。
注1)受験票は、2017年1月中旬以降に学校から配布されます(出願は学校単位で行うため)。受験票とともに配布される「受験者留意事項」に会場、集合時間、持参品、注意事項が記載されています。 注2)厚生労働省ホームページより作成
みなさんは看護師国試の合格基準はご存知でしょうか。ほとんどの方が知っていると思いますが、受験者の上位約90%が合格とされています(若干の上下あり)。 それでは、ボーダーライン(合格点)はご存知でしょうか。上位90%と言われてもなかなか実感がわかないと思いますが、ボーダーラインが分かれば勉強の目標も立てやすいですよね。 メディックメディアでは、過去の看護師国試の合格点の平均から、第106回看護師国家試験のボーダーライン予測を算出しました。
過去のデータから推測される第106回看護師国家試験のボーダーラインは,一般・状況設定問題250点中159点です。また、これは必修問題は50点中40点以上を得点していることが前提です。 ※上記予測は,昨年12月時点のものです.厚生労働省の発表によると,第106回看護師国家試験のボーダーラインは,一般・状況設定問題250点中142点でした.(2017/3/31更新).
看護国試の問題は、すべての分野からバランスよく出題されるわけではありません。 よく問われる分野と問われにくい分野が決まっています。問われにくい分野の勉強に時間をかけすぎると、効率が悪くなってしまいます。 例えば、出題点数TOP3の章(レビューブックやクエスチョン・バンクの章)は以下のようになっています。
第1位 基礎看護学(31.9点/300点) 第2位 健康支援と社会保障制度(27.5点/300点) 第3位 母性看護学(24.5点/300点)
より詳しい情報は、【必見!!】看護師国試対策「はじめの”4歩”」にまとめているので、チェックしておきましょう。
一般・状況設定問題の得点がいくら良くても、必修問題で40点以上を取れなければ絶対に合格できません。では、必修問題対策を盤石にするにはどうすればよいでしょうか。
もっとも有効なのは過去問演習をしっかり行うことです。必修問題は、一般・状況設定問題より過去問と類似した出題が多い傾向があります。ちなみに第105回看護師国試の必修問題では、過去問題とほぼ同じ問題だけで、3割以上出題されていました。模試などでしか必修問題を解いていなかったり、まだしっかり取り組めていない人は、必ず必修過去問題集で演習をやっておきましょう!
また、レビューブックの文頭にある「必」マークは、必修問題で出題された内容であることを示しています。この「必」マークがある場所を必ず押さえるように勉強すれば、より盤石になるでしょう。
第106回看護師国家試験では、問題文の長文化が予想されています。これは、本来、第107回看護師国家試験から適応される新しい出題基準が、前倒して第106回に影響を及ぼす可能性があるからです。 その場合、これまでと同じとき方では時間が足りなくなる恐れがありますので、問題を解くために必要な情報を問題文から素早く取捨選択することが求められます。過去の状況設定問題などを解くときに、どんな情報が必要なのかを判断するくせをつけておきましょう。
看護師国家試験では、飛びぬけた成績をとる必要はなく、みんなと同じくらいの点数をとれていれば問題ない試験です。そのため、
「この問題、みんながどう答えたのか気になる・・・」
という声が多く聞かれます。
みんなのこたえは、自分の答えを入力すると、全国の受験生がどの選択肢を選んだのかを見ることのできる無料のWebサービスです。活用していただければ幸いです。 いかがでしたか?このページが、少しでもみなさまの勉強の助けになれば幸いです。ラストスパート、がんばれ!
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