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【クエスチョン・アワード 2016】 東京都立南多摩看護専門学校

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【クエスチョン・アワード 2016】 東京都立南多摩看護専門学校
国試対策
2017.03.17

 
メディックメディア模試の受験校で、総合成績1位の学校にインタビューするコーナー。記念すべき第1回は、東京都立南多摩看護専門学校です。
 ※2016年10月1日~2017年1月31日における受験校で選定
 


 

東京都多摩市にある定員80人の専門学校。「豊かな人間性を養い、幅広い分野で質の高い看護ができる看護師の育成」を教育目標に掲げ、「受ける授業」ではなく「参加する授業」を実践している。
 

国試対策のスケジュール

当校では、1年次から国試担当の教員を配置し、国試を意識した学習に取り組んでいます(下表)。

学年 国試対策の内容
1年次 ●年間で1回以上の模試を受験(試験時間に慣れるため、出題傾向を知るため)
●実習のない時期に、サポートが必要な学生に補講を実施
2・3年次 ●4月:国試委員の学生と相談し、模試の受験スケジュールを策定(2016年度は、業者模試を7回、国試過去問の学内模試を3回実施)
●4月:国試対策の年間スケジュール(模試、補講など)を告知し、学生に意識づけ
●4月:直近の国試を全問解いて、自分の学力を認知させる
●7月:実習グループごとに、毎朝1時間のグループ学習を実施(内容はグループで決定)
●12月:7月同様、グループ学習を実施
●12~1月:学内教員による補講を実施

 
具体的には、1年次は「学習習慣の確立と基礎知識の定着」、2年次は「主体的な学習方法を確立し、自己課題を踏まえた学習ができること」、3年次は「臨地実習を通したアセスメント力の強化」をそれぞれ目指しています。
 
3年次の業者模試の受験回数は、毎年、国試委員の学生と相談しながら決めていますが、復習・振り返りの時間を確保できるスケジュールを組むことを心がけています。模試をやりっぱなしにせず、「なぜ正解できたのか」「なぜ間違ってしまったのか」を振り返ることが、合格への近道だと考えているからです。
 
一方で、実習期間中は実習での学びを大切にしたいと考えています。実習は看護実践力を向上させ、アセスメント力の強化につながるからです。

「超強化グループ」で心身ともにサポート

当校の特徴としては、業者模試の結果をベースに以下2つのグループをつくって、学年全体の学力の底上げを図っていることが挙げられます。

①超強化グループ

80人中10人程度を選抜。学生と面談を行い、1か月・1週間の計画を立てたうえで学習指導を行う。教員4人で分担して学生を受け持つことで、手厚い指導を実現している。

②強化グループ

80人中20~30人程度を選抜。問題演習(1日30~50問)と教員による補講を行う。
 
学習指導時に心がけていることは「前向きさ」です。学生は模試などの試験結果で一喜一憂しますが、「できなかった」と落ち込んでいる場合は、以前よりできるようになったところを伝え、自信を保てるように接しています。また、できなかったところについては、何がわからないのかを明確にして、学習意欲が低下しないようにサポートしています。
 
また、伸び悩んでいる学生には「今は知識を蓄えている時期。もう少し続けて頑張ることで花が開くよ」と声をかけることもあります。

教員が国試の分析資料を作成

これは学校のルールではなく、各教員が自主的にやっていることのひとつですが、国試対策の補講講義時に、各自で分析した国試情報を学生に配布しています(下図)。


 

 
国試過去問を1問ずつ集計・分析するのは大変な作業ですが、勉強方法を確立できていない学生たちにとっては勉強の指針になりますし、「ココは頻出テーマなので必ずおさえておきましょう」などと、国試を意識した授業・指導にもつながっているので、とても有意義な取り組みだと自負しています。

自発的に学習させるためのしかけ

このほか、自主学習をサポートするために、教務室に問題セット(過去問題集、予想問題集、過去の業者模試など)を並べて設置する、という取り組みも行っています。学習意欲の高い学生はもちろんですが、問題セットを持って帰っている姿を見た学生が「自分もやらなきゃ」という気持ちになるので、学年全体の雰囲気づくりに役立っています。
 
 

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2017.03.17

 
メディックメディア模試の受験校で、総合成績1位の学校にインタビューするコーナー。記念すべき第1回は、東京都立南多摩看護専門学校です。
 ※2016年10月1日~2017年1月31日における受験校で選定
 


 

東京都多摩市にある定員80人の専門学校。「豊かな人間性を養い、幅広い分野で質の高い看護ができる看護師の育成」を教育目標に掲げ、「受ける授業」ではなく「参加する授業」を実践している。
 

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1年次 ●年間で1回以上の模試を受験(試験時間に慣れるため、出題傾向を知るため)
●実習のない時期に、サポートが必要な学生に補講を実施
2・3年次 ●4月:国試委員の学生と相談し、模試の受験スケジュールを策定(2016年度は、業者模試を7回、国試過去問の学内模試を3回実施)
●4月:国試対策の年間スケジュール(模試、補講など)を告知し、学生に意識づけ
●4月:直近の国試を全問解いて、自分の学力を認知させる
●7月:実習グループごとに、毎朝1時間のグループ学習を実施(内容はグループで決定)
●12月:7月同様、グループ学習を実施
●12~1月:学内教員による補講を実施

 
具体的には、1年次は「学習習慣の確立と基礎知識の定着」、2年次は「主体的な学習方法を確立し、自己課題を踏まえた学習ができること」、3年次は「臨地実習を通したアセスメント力の強化」をそれぞれ目指しています。
 
3年次の業者模試の受験回数は、毎年、国試委員の学生と相談しながら決めていますが、復習・振り返りの時間を確保できるスケジュールを組むことを心がけています。模試をやりっぱなしにせず、「なぜ正解できたのか」「なぜ間違ってしまったのか」を振り返ることが、合格への近道だと考えているからです。
 
一方で、実習期間中は実習での学びを大切にしたいと考えています。実習は看護実践力を向上させ、アセスメント力の強化につながるからです。

「超強化グループ」で心身ともにサポート

当校の特徴としては、業者模試の結果をベースに以下2つのグループをつくって、学年全体の学力の底上げを図っていることが挙げられます。

①超強化グループ

80人中10人程度を選抜。学生と面談を行い、1か月・1週間の計画を立てたうえで学習指導を行う。教員4人で分担して学生を受け持つことで、手厚い指導を実現している。

②強化グループ

80人中20~30人程度を選抜。問題演習(1日30~50問)と教員による補講を行う。
 
学習指導時に心がけていることは「前向きさ」です。学生は模試などの試験結果で一喜一憂しますが、「できなかった」と落ち込んでいる場合は、以前よりできるようになったところを伝え、自信を保てるように接しています。また、できなかったところについては、何がわからないのかを明確にして、学習意欲が低下しないようにサポートしています。
 
また、伸び悩んでいる学生には「今は知識を蓄えている時期。もう少し続けて頑張ることで花が開くよ」と声をかけることもあります。

教員が国試の分析資料を作成

これは学校のルールではなく、各教員が自主的にやっていることのひとつですが、国試対策の補講講義時に、各自で分析した国試情報を学生に配布しています(下図)。


 

 
国試過去問を1問ずつ集計・分析するのは大変な作業ですが、勉強方法を確立できていない学生たちにとっては勉強の指針になりますし、「ココは頻出テーマなので必ずおさえておきましょう」などと、国試を意識した授業・指導にもつながっているので、とても有意義な取り組みだと自負しています。

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このほか、自主学習をサポートするために、教務室に問題セット(過去問題集、予想問題集、過去の業者模試など)を並べて設置する、という取り組みも行っています。学習意欲の高い学生はもちろんですが、問題セットを持って帰っている姿を見た学生が「自分もやらなきゃ」という気持ちになるので、学年全体の雰囲気づくりに役立っています。
 
 

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