先生や指導者の看護師から「アセスメントができていない」とか「アセスメントが薄い」などと指摘される看護学生さんは多いのではないでしょうか? そんな皆さんは、アセスメントの各段階のうち、どの段階ができていないのか把握できていますか? アセスメントとひとことで言っても、その中には様々な思考の段階があります。書籍『看護がみえるvol.4 看護過程の展開』では、その思考を分解し、次の段階で解説しています。
① データから情報への変換 ④「人間の反応」の判断 ②「人間の反応」の解釈 ⑤「人間の反応」の関連性の把握 ③「人間の反応」の分析 ⑥ 看護問題を含む健康上の問題の把握
アセスメントとはふわふわとしたつかみどころのない思考ではありません。患者さんの「人間の反応」を論理的に理解することで、問題のある「人間の反応」を把握するという、地に足のついた明確な思考技術です。「アセスメントができない」と苦手意識をもっている人は,まずこのアセスメントの思考段階を正しく知りましょう。そのうえで、自分はどの段階ができていないのか、苦手なのかを考えてみましょう。そして、その段階を解説しているページを読んでみてください。 (『看護がみえるvol.4 看護過程の展開』p.84より一部改変して掲載)
第1版 B5判 380頁 定価(本体3,300円+税) ISBN 978-4-89632-801-1 発行日 2020-06-30
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