看護師国家試験は範囲が膨大で,何から勉強すれば良いのか分からなくなりますよね。 看護師国家試験では、全ての分野から満遍なく出題されるわけではありません。 30点以上出題される分野から、ほとんど出題されない分野まであります。 そのため、出題されやすい分野(高配点の分野)を把握して優先的に勉強することがおすすめです。
過去10年から分析した頻出分野ベスト5はこちらです。
今回は頻出分野の第1位である基礎看護学について詳しく見ていきます。
各分野の詳細は「【第114回看護師国家試験】よく出る分野TOP3とその対策」を読んでみてください。
なお、以下の出題テーマは「レビューブックコード」(レビューブックの目次のことです)を記載しています。レビューブックコードの説明は、「レビューブックってなに?」をご覧ください。
基礎看護学は、国試300点中 34.2 点(配点の 11.4 %)を占める最重要科目。 さらに、このうち 13.0 点分が必修問題で出題されています。 つまり、基礎看護学をおろそかにすると、その時点で不合格になってしまうという、最重要分野です。 基礎看護学のなかで、よく出る頻出テーマ(レビューブック)はこちらです。
基礎看護学では、看護過程や食事介助、褥瘡など、看護の基本となる知識が問われます。 問題の問われ方も例年類似した形式や内容が多く、国試にでるポイントを適切におさえて重点的に学習することがおすすめです。 また、基礎的かつ他の科目の土台となる内容であるため、得意分野にしておくことで基礎固めとなり、別分野の学習もスムーズに進みます。
では、それぞれの出題ポイントを見ていきましょう。
看護過程では基本的知識を問う問題が多く、なかでも主観的情報と客観的情報の違い、クリティカルシンキングの考え方や特徴、看護過程における各段階の特徴などについて出題されます。 ほぼ毎年出題され,正答率も90%を超える問題が多いので,確実におさえておきましょう!
食事介助は毎年出題されており、患者の症状や嚥下障害の程度に合わせた食事の援助方法,家族・他職種への指導内容について問われます。個別性に沿った食事介助の方法というよりは、基本的な知識で解ける問題が多いのがポイントです。食事中の体位や食事形態について、整理しておきましょう。
こちらもほぼ毎年出題されているテーマのひとつです。経鼻胃管の挿入方法や、経鼻経管栄養法の実施方法・管理指導、経腸栄養剤の副作用について問われます。 口腔から胃までの解剖の知識と併せて理解しておくことがおすすめです。
褥瘡では、症状や、予防方法、処置・ケア方法、好発部位、深度分類・ブレーデンスケールの項目など、幅広く問われます。
国試勉強の参考になったでしょうか? 出題されやすい分野から勉強して、効率よく対策しましょう!
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